ひるブラ「ホッキ貝をとことん満喫!〜北海道・北斗市〜」 2015.09.22


生字幕放送でお伝えします≫晴れ渡る空、広がる海。
ここは北海道北斗市です。
全国でも、ここだけの珍しい漁が行われているんですよ。
そこで水揚げされるのが、こちら。
峰さん、なんだか分かりますか?≫ちなみちゃんの顔が小さいからよく分からないんだけど顔ぐらいあるでしょ。
≫すごい大きい貝なんですけどこれ、ホッキ貝なんですよ。
おすしのネタにも使われる超高級食材。
今回は、このホッキ貝の魅力をたっぷりお伝えしますよ。
≫峰さん、これ見てジュワッとなってますよ。
漁師さんイチオシのホッキ貝の絶品でございます。
網焼きですよ。
このあふれんばかりのうまみ汁おいしそうでしょ。
このホッキ漁が盛んな港で地元の子どもたちと一足先に食べていますよ。
どう?おいしい?≫おいしいです。
≫みんなホッキ貝好きですか?≫大好きです!≫そんな北斗市なんですけど夜景で有名な函館のすぐ隣です。
見えているのが函館山。
そのままずっと画面を引いていきますと北斗の海が広がります。
ここは全国でも有数の漁獲量を誇るホッキ貝の名産地なんですよね。
今、この北斗市では特産のホッキ貝が熱いんです。
その理由、来年3月26日開業の北海道新幹線です。
およそ半年後です。
当面の終着駅がここ、北斗市に誕生します。
これが当面の終着駅新函館北斗駅です。
そこでこの北斗をPRする命運を託されたのがホッキ貝なんですね。
大きいな。
このホッキずしがモデルのちょっと恐ろしいゆるキャラまで作って北斗市のホッキ貝そして新幹線を全国に売り出そうとしているんです。
そんな北斗市特産のホッキ貝。
漁のしかたもユニークなんです。
鈴木さん?≫私は港から100mほどホッキ貝の漁をする船の上にいますよ。
今回は、船に乗せていただいているんですけれどもホッキ貝を取って57年大ベテランの松谷久雄さんと、若手のエース山崎誠さんです。
お二人とも棒を持って海を探っていますよね。
これは昭和の初めごろから続く伝統の漁法ホッキ突き漁なんですよ。
一般的なホッキ漁では網を使うんですけど特別な道具を使うんですね。
今も松谷さん突いてらっしゃいますね。
それが、こちらにあります先端が4つに分かれているヤスと呼ばれる道具でホッキを取るんです。
取るときはイメージとしてはこういう感じでキュッとホッキが刺さるんですよ。
≫間に挟まるんだね、要は。
≫そうなんです。
きれいにホッキが丸いので挟まるということで。
しかも、このヤス長さにも注目してほしいんですが5mあるんです。
≫長いやつなんだ。
≫すごい長いこのヤスでホッキ漁をするんですね。
≫ちょっとちなみちゃん無理でしょ。
≫ちょっと、そうですね。
ちょっと重たいです。
口で説明するのは簡単なんですけど海の底までは大体5mほど。
しかも、海の底がここからだと見えないんですよ。
その海の底の砂地に潜っているホッキ貝をヤスだけで取ります。
峰さん、名人の目線にご注目いただきたいんですけど。
ちょうど、取れました!ホッキ貝。
取れたてほやほやです。
すごい奥までこんな感じでギュッと挟まって、ホッキ貝が取れるんですね。
だいぶ奥まで挟まっちゃったみたいです。
新鮮なホッキ貝。
いいですね。
すごいですよね。
名人の目線にも注目してもらいたいんですけど海の底を見てないんですよね。
ホッキ貝のヤスの先端の感覚だけを頼りにホッキ貝を探しているんですよ。
だから、何回も底を突いてホッキ貝を探してるんですよね。
そして、こちらで名人のいつもの漁の様子を撮っておきましたのでご覧ください。
この日は海の好条件の日。
名人、海を見ることなくヤスで海の底を探っています。
こんなふうにトントン突いているんですね。
すると、1分もたたずにして取れました。
そして、また取れました。
次々とホッキ貝が取れます。
たった30分で30個近いホッキ貝を取ってしまったんですよ。
≫名人ならではだよね。
≫本当に名人だからこそなせる業なんですよね。
そして峰さん、どんなふうに海の底でホッキ貝の漁をされているか気になりません?≫さっきからずっと気になってますよ。
≫そこで今回は特別に山崎さんに水中カメラをつけたヤスで漁をしていただきたいと思います。
それが、こちらにご用意してます。
これで皆さんにも漁の様子ご覧いただきたいと思います。
お願いします。
入っていきましたね。
海の底は一面の砂なんですよ。
ホッキ貝は砂の10cmほど中に潜っています。
それでこうして何度も突いて探しているんですね。
どんな貝が挟まるかが分からなくてですね。
≫ちょっとヤスになった気持ちになっちゃったよ、こっちも。
≫臨場感伝わりましたか。
≫酔ってきそうになってきた。
≫ホッキ貝は丸いということもありよっつのまたの先までぐっと挟まるんですね。
≫生放送だから取れないんだよねなかなかね、きっと。
≫そうなんです。
名人は何回も突いて取っていますよ。
しかも、ホッキ貝はほかの貝に小さいときの貝が食べられてしまうくらいおいしいらしいんですよ。
貝の中でもすごい美味という。
そのホッキ貝を伝統の方法で今取っているところです。
生中継ということで残念ながらうまく取れませんでしたのでホッキ貝を取った映像があるのでご覧ください。
同じように砂を探っていて…。
ホッキ貝がいたようです。
それをヤスで見事挟み取りました。
≫すごい、すごい。
おもしろい。
≫ホッキ貝を探り当てるとこうやって見事挟み取ることができるんです。
≫また取れた!これはおもしろいわ。
山崎さん、ご苦労さまです。
≫そして、本当に無謀なんですけれども私も、ちょっと体験してみたいと思います。
ホッキ突き漁。
≫体験して成功した例がないのよ今までね。
≫砂にグッとヤスの先が入っていく感触はあります。
でも、重くて全く何がどこにあるか分からない状況です。
やっぱり、何も取れませんでした。
でも、ベテランの松谷さんは3時間で200個も取られるそうなんですよね。
≫それ、取りすぎじゃないの?大丈夫?≫大丈夫なんですよね。
時間が決まってる時間内なら取ってもいいそうです。
松谷さんなんで名人はホッキ貝がどこにあるか分かるんですか?≫どこにあるかは分からないんだけど当たった瞬間にもう挟んじゃうから。
≫じゃあ、本当に手の感覚ということですね。
すごい。
本当に熟練のなせる業だということです。
≫やっぱり50年やらなきゃだめだね。
≫まだまだ修業が足りません。
≫峰さん、こちらあすの名人になるかもしれないという子どもたちがホッキ貝突き漁を体験しています。
ホッキ貝突き漁体験といいます。
新幹線の開業に合わせて訪れる観光客に伝統の漁を知ってもらいたいということで町が企画しているものなんです。
子どもたちがヤスを持っています。
その下を見ますと水槽に海水が張ってあります。
その下に砂が入っています。
その砂の中にホッキ貝が埋まっています。
こうやって海の環境を再現しまして釣り堀感覚でこうやって…。
取れたね、よかったね。
ふだんは揺れる船でやるんですけど釣り堀感覚でできるのが楽しいということでお祭りやイベントで大人気です。
ちょっと僕も体験していいですかね。
鈴木さんは船の上でしたけど私はこれできるんじゃないかと思ってるんですけど…。
あ、これじゃない?やった、取れました。
今日は条件がよすぎますね。
≫みんな夏の姿だね、今日は。
≫風があってちょうど気持ちいい。
ちょっと暑いぐらい。
半袖で元気、元気。
峰さん、漁協では観光客に向けたPR作戦を始めてましてこういった体験だけじゃないんです。
もう1つが、こっちの漁協の施設の見学なんです。
こちらです。
行ってみましょう。
こういったものも見てもらおうということをやっております。
取ったホッキをこちらで畜養する施設があるんです。
青い水槽を見てください。
実は、海が荒れて漁に出られないときホッキ貝をそれでも出荷をしないといけない。
生きたままここで育てることができるんですよね。
この水槽なんとなく長細くてちょっと変わっていると思いません?その辺り実は意味があるんです。
なぜこういう形にしてるんですか?山田さん、こんにちは。
≫これは上の層から下の層に向かって冷たい海水を流して循環させているんですよ。
そうしないとホッキは弱い貝なので病気とかになって死んでしまうのでそのようにしています。
≫引き取った海水を滅菌をしてその海水を、ここで流してずっと流すことで生きさせると。
いわば、冷たい水ですので冬眠をさせるような状況で新鮮さを保つということなんですね。
こういう工夫をして新鮮でおいしいホッキ貝を皆さんに届けようということなんです。
≫丈夫に見えるんだけどね。
≫そうなんですけど実はデリケートなものなんです。
こちらも見学ができるんです。
漁協の婦人部の皆さんがホッキ貝をむく作業をここでしていらっしゃいます。
それを見させてくれるんですよ。
これね、大きい貝なんですけど身がプリプリ。
スピードを見ますと早業。
ぱっとナイフを入れてシュッと開いて。
何をしているかといいますと実は貝柱2本ありまして上の貝、下の貝とつながっている部分を切らなきゃいけないんですよね。
そこをまず、皆さんがナイフを入れて上と下を外してぱっと開いて身をむいているという作業なんです。
今取れたの見せていただけます?この大きさですよ。
今やってくださったのが実は名人中の名人といわれている品田さんです。
≫そんなことないです。
≫謙遜しておられますけどだけど、速いですよね。
≫速いです。
≫間違いなく速いそうです。
速すぎて分からないという方もいらっしゃる。
もう開いちゃった。
開いて、ペロンと。
これ、すごいですね。
≫ゆっくりやってくれないと分からないんだけど…。
≫じゃあ、1回カメラさん後ろに回ってゆっくりと…。
まず、貝に…。
≫貝柱の下に入れます。
1か所目。
貝に沿って2か所目にいきます。
返して、また…。
≫取れました。
漁協の婦人部の皆さんみんな見ていると思いますよこの技を。
貝柱を合計4回外すわけですよね。
≫上下、2か所ですね。
≫この素早い名人の技にまた鈴木さんに挑戦してもらおうと思います。
≫口のところから。
≫こう入れて…。
切り離して下から貝に沿って反対側にいきます。
≫結構、力がいるんです。
これどうやって開ければいいですか?≫貝に沿って…。
≫開きました。
ああ、これは…。
最後の貝柱…。
≫製品にならないかな。
≫本当にすいません。
これは責任を持ってあとで、いただきたいと思います。
≫じゃあ、峰さんせっかくですからこれ見比べていただいてこちらの左側が名人の。
この名人のをよく見ていただきますと基本的に全部食べられます。
この部分少し今、ねずみ色になっているところ。
ここが火を通すと赤くなるところです。
小指の先くらいの大きさの内臓だけを取って出荷されています。
ひもも全部食べられるんですよね。
≫そうです、食べられます。
≫おいしそうなプリプリの早業もこうやって皆さんに体験していただこうということもやっていらっしゃるということなんですよ。
地元ではこうしたホッキ貝を使ったグルメが続々、誕生しています。
新幹線でやってくる人に北斗市のホッキ貝を堪能してほしいということで町は今オリジナルホッキ貝のメニューを開発しています。
出ました、これホッキ貝しゅうまい。
ホッキ貝のだしを練り込んで身を上に載せているというものです。
これは口の中にフワーッとホッキ貝の香りがしましてビールが合うそうですよ、これ。
続いて映ったのがなぜかパン屋さん。
パン屋さんなんですがご主人の手元ホッキ貝のフライです。
これを挟んで食べるというホッキ貝バーガー。
こんなものもあるんですよ。
いろいろ作って皆さんをもてなそうとしていらっしゃいます。
峰さんは、どれが?≫ホッキ貝バーガー、いいですね。
≫そして、この町では一般家庭でもそれぞれ工夫を凝らしたホッキ料理があるということです。
こちらにご用意いただきましたよ。
こんにちはよろしくお願いします。
≫漁協の婦人部の皆さんに作っていただきました。
ありがとうございます。
≫すごい豪華。
まずは、ホッキカレーですね。
だしが溶け込んでいてまろやかです。
ホッキの身も上に載っているの峰さん、分かりますかね?≫いいですね、ホッキカレー。
これ食べてみたい。
≫さっきいただいたらホッキの香りがすごくシーフードカレーの中でもちょっと違う…。
≫ホッキのおだしが本当に出ていて。
ひもを炒めてだしを出すそうですよ。
そして、そのお隣。
ホッキのサラダがあります。
こちらは、ホッキを軽く湯がいて、切って。
生の状態でもいただけるんですよ。
きゅうりとパプリカも載っていて彩りも鮮やかですよね。
≫塩コショウと、ちょっと砂糖を隠し味に入れているということです。
≫あとマヨネーズと。
皆さんもぜひまねしてみてくださいね。
そして、そのお隣。
こちらはお好み焼きです。
上に見えますよね、峰さん。
≫見えてますよ、これ。
≫これ、このままでいいんですよね。
ソースとかをかけないで。
≫普通のお好み焼きはソースをかけるんですけどこちらはホッキのだしが詰まっているので…。
≫普通は小麦粉を水で溶きますでしょ。
そうじゃなくてホッキ貝の煮汁で溶いてしまう。
水なんか入れないんですよ。
≫チヂミにも見えるよね。
≫見えます、見えます、濃厚。
おいしいですよね。
鈴木さん、ちゃっかり…。
≫すいません、マイ箸を用意してお好み焼きをいただいてみたいと思います。
本当にソースがかかっていない見た目はすごいシンプルなものなんですけど。
いただきます。
だしがすごいです。
ホッキの食感もコリコリしているんですけど何もかけなくてもこのまま、すごくシンプルに見えますけどホッキのうまみが詰まってます。
≫水を一切使わない。
おだしですもんね。
煮汁ですからおいしいはずですよ。
煮汁でこんなに味が出るなんて。
だしをとるのは大変じゃない?≫これ、ホッキのだしを作るのって難しいんですか?≫いいえ。
細かく千切りにして煮詰めるだけです。
それでそれを冷凍しておいて使うときに使います。
≫いつも冷蔵庫に常備してあるの?≫はい。
冷凍庫にいつも入っています。
≫そして、峰さんホッキ貝を知り尽くしたお母さんたちに人気なのが、こちら。
焼きそばです。
≫ホッキ貝焼きそばです。
≫そして、ホッキ貝がいっぱい載っているの見えますけれどもポイントになるのはこちらのソースなんですよね。
濃厚なソース。
ここにもホッキ貝で煮出した特製のスープが入っています。
市販の焼きそばソースに煮汁を入れてあると。
これを最後の仕上げにかけていただいていいですか。
お願いします。
いい音!香りが舞い上がってきていますよ。
≫すごい!香り、たまらない、これ。
こっちにも香りがきている感じよ。
≫そうですよね。
お届けしていますよ電波に乗せて。
≫出来上がってしまいましたね。
≫緑のものもあるね。
≫キャベツとかも入っています。
≫すいませんいただきたいと思います。
ホッキ貝、いただきます。
おいしいです。
これはホッキ貝やみつきになりますよ。
たまらんです。
ソースと身と両方楽しめる皆さんもぜひ、味わいに来てくださいね。
2015/09/22(火) 12:15〜12:38
NHK総合1・神戸
ひるブラ「ホッキ貝をとことん満喫!〜北海道・北斗市〜」[字]

北海道の旬のホッキ貝を満喫します!海底のホッキ貝をヤスで突く技ありの伝統漁法を体験。北海道新幹線開業を前に登場した新しいホッキグルメの数々も一挙ご紹介します。

詳細情報
番組内容
【ゲスト】鈴木ちなみ,【コメンテーター】峰竜太,【司会】村上真吾 〜北海道・北斗市から中継〜
出演者
【ゲスト】鈴木ちなみ,【コメンテーター】峰竜太,【司会】村上真吾

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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