趣味どきっ! 一声入魂!アニメ声優塾 第7回「勝生真沙子」 2015.09.22


さっぱりとした味わいのチャーハンです。
是非お試し下さい。
早いものでもうなんと7回目!今日もよろしくお願いします。
初代塾長中川翔子です!そして塾生はこちら。
お願いしま〜す。
梨花ちゃんアニメガンガン見てる?めっちゃくちゃ見てます。
昨日も一日休みだったんですけどもう家に籠もりず〜っとアニメを見続けやっと…はいありがとうございます。
(笑い声)そして本日の生徒はテレビはアニメしか見ない…よろしくお願いいたします。
よろしくお願いしま〜す。
「アニメしか見ない」っていうほどに。
地上波はアニメしか見ないので。
何を言ってるんですか。
すばらしい。
そうなんです。
じゃあいろんなアニメをいっぱい愛してらっしゃると思いますが人生のベスト・オブ・アニメといえば?男子ですよね!?男子でこのイケメンでそういう事をサラッとおっしゃる…。
ほんとですか!?その情熱をあとで爆発させて頂きたいと思うんですけれどもそんな工藤さんにピッタリの今回はなかなかテレビに出演されないお方が「この番組ならば」と特別に講師を引き受けて下さいました。
勝生真沙子さんです!よろしくお願いいたします!
(拍手)よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
今回の講師は…
そんな勝生先生から声優としての心構えメンタルの重要さを知る「声優道」を学びまた本物のアニメを教材とした…
更には未来の声優を目指す…
それでは「アニメ声優塾」開講です!
最初のテーマはこちら。
綱手といえば「NARUTO−ナルト−」の…おかげさまでございますよ。
近いんですねかなり。
あっキャラクターとご自身が。
近いんですか?結構破天荒…破天荒って言ったらあれですけどすごいキャラですよね綱手って。
(笑い声)最初に出てくる単語が「博打」…。
いいのかな?ギャンブルというね。
綱手に近いって事は何だろうあと…。
お酒好きとか。
…も大好きなんですか?へぇ〜!
(笑い声)すいません!一日中飲めちゃうぐらい大好き。
難しくないですか?全然気にしないです。
思ったとおりにやるだけなんで。
シリアスな時とふざけてる時の差とかもないんですか?いや意識なく。
自然に。
意識ないって逆にすごいですよね。
意識したらできない。
じゃあ原作を読み込んでいくとかじゃなくて…。
読み込みません。
へぇ〜!もうそれはインスピレーションみたいなものなんですか?感覚でしかやらない…私は。
へぇ〜そうなんですか。
あんまりかためちゃうと動けなくなるじゃないですか。
いいかげんなところまで作っててそれでやってみて「どうですか?」みたいな。
えぇ〜!?「ダメ」がきたらそっちにシフトを変えるっていう。
それは技術あってこそだと僕は思うんですけどね。
でもそうやってゆる〜い感じで…ゆるい感じじゃないですけど…。
(笑い声)言葉を間違えた…。
いやいや全然。
「ゆるい」じゃない。
フワッと。
なんかフワッとしたイメージでしか現場に行かれないってなると人気の作品とか原作があるものってプレッシャーに感じたりとか…。
いや何も考えないですね。
え〜!ちょっとなんかビックリしちゃう。
(笑い声)この作品でヒロインを久々にされたというものがありますよね。
工藤君は…うわっ!ちょっと待って。
かぶせて言われた。
怖い!顔おかしい顔おかしい。
マーキュリー。
何その…真面目な顔してすごい…。
理想像が亜美ちゃん。
へぇ〜。
マーキュリーなんでほんとに。
何かを意識するって事は私もともとどの役でもないんですけど。
ないっていうのがビックリですね。
もうセリフから受ける感覚でしか芝居しないんで特に意識する事はないんですけど弱そうに見えてでもやっぱりウラヌスを守ってるというところは持ちながら演じてました。
昔は「あんまり変えちゃダメ」というように教わったんで。
(笑い声)「言いにくい」とか思うと。
アハハハ!すいません。
いろんなレジェンドの先生方に来て頂いたんですけどまた新しい初のパターンというか…。
なかなかないぐらい自由な方なんだなっていう。
あの申し訳ないんですけれども…
(笑い声)みちるだと…。
…と頂いてもよろしいでしょうか?「新たな時代に誘われて」…もう忘れてるからね私。
斬新!ビックリしました。
もう何十年前ですからね。
20年ぐらいたってますけども。
お願いいたします。
どうだったっけな…。
(笑い声)あぁ〜!でも…途中でもすごい!「アベル伝説」ですね。
見てました〜!主人公が古谷徹さん。
もうだってその当時でも「ガンダム」とか…。
だって見てたんですもん私。
星飛雄馬とかタキシード仮面とか。
さすがに超大物相手だとプレッシャーを感じるもんですか?全然。
(笑い声)スタジオに入る時は「おはようございます」はしますよちゃんとね。
それ以降別に…。
だから私は台本と自分との世界でしかないので…。
へぇ〜!ふ〜ん。
じゃあ結構現場で…それこそ新人の頃とかに先輩方がいらっしゃってもグイグイいけちゃう感じの。
全然気にしません。
でもなんか「これをやったら先輩に怒られるかも」とかそういう事は考えなかった…?いや考えないですね。
すごい!仕事は一緒にやる事ですよね。
それに上下関係はないと思ってるんで。
じゃあやっぱり…。
例えばオーディションに受けに行く時のテンションってどうしたらいいですか?自由でいいと思う。
「私こう思ってこういうふうに作ってきました」っていうのが見えればそれはそれでうれしいんじゃないですか。
(笑い声)すごいブレないですね!なんか人間的修行を学んだような気がします。
さぁ勝生先生は…すごいメンバーですよね。
美人全部やってるみたいな感じ。
洋画の吹き替えとかって口はもちろん英語だったりとかそういう他の国の言葉じゃないですか。
気にしない事です。
(笑い声)全部において気にしてない!そこもか〜!気にしてる事がないんですけど。
え〜!でも英語の長さと日本語の長さって違うじゃないですか。
でも口に合わせて言わなきゃいけないわけじゃないですか。
そこって結構難しくないんですか?でも2次元と3次元の違いがありますよね。
絵の時と人間とって。
もちろんアニメの場合はそんな…人間のやる芝居とは違ってそんなに顔が細かく変わるわけじゃないのでそうかもしれませんけど…変えませんね。
えっだって芝居一緒じゃないですか?そん時はただ感情が激しいだけで。
それにだって流れがあるじゃないですか。
キャラクターの。
じゃあアニメも実写も関係なくお芝居はお芝居という事なんですか。
感じたまましか表現しないんで私は。
じゃあ例えばシャロン・ストーンとジュリア・ロバーツとジョディ・フォスターをやり分けてるわけですよね。
次のシャロン・ストーンの映画は違うからまたその声に新しく。
はい。
そうなんだ。
なんか勝手なイメージ…いやいや全然。
気にしないです。
なんかロケット鉛筆みたい。
使ったあとでもう一回後ろにやってみたいな。
つながって使うっていうよりも一回ずつポンポンポンって。
先生のおっしゃってる「考えない」っていうのを…。
なんかメンタルを強くするコツを教えて下さい!そうですね…笑うこと?はい笑い飛ばしちゃうんですよ。
それはいつも先生がやられてる事なんですか?そうですね。
へぇ〜!ちなみに…やってみる?なんて。
フフフフ!
それでは本気で文句を言ってそのあと大笑いする勝生流リフレッシュ術。
実際に見本を見せてもらいましょう
ちょっと嫌な人がいた場合。
ざけんなよコノヤロー!アハハハハハ!ですね。
え〜!?ほんとにですか!?うそ〜!?ほんとにやってるんですか!?えっこの状況ってお部屋で一人でなのか…。
声にほんとに出しちゃう…その文句を。
という事ですか?とにかく発散する事が大事って思っちゃう。
ためちゃいけないって。
この状態を誰かにドアを開けられたら情緒を心配されますね。
そんぐらいやっちゃっていいって事なんですね心のためには。
梨花ちゃんちょっと…やっちゃう?やってみますか?文句を言ってからの笑い飛ばしちゃう。
文句ですよね…。
何かあった?イライラする何か。
ありました。
おっ!いっちゃいましょうか。
はいいきます。
何でICカードにお金入ってないんだよ!バンって閉まったじゃん!それで電車に乗れなかったんだよ!バカヤロー!アハハハハ!
(笑い声)梨花ちゃんの情緒が不安定!あるある。
かわいい。
かわいいね。
あるあるですね。
でもありませんか?ICカード「ピッ」ってやったらバンってなってでももう1分しかないみたいな時。
そういう時ちょっとイラっとするんですよ。
そうですね!
(笑い声)その作品が好きすぎてこの世界入ったっていう方いるじゃないですか。
アニメのオーディション受ける時とか。
その熱意を出しすぎちゃいけないのかでも愛も必要だし…逆にドライに抑えた方がいいのかどうだと思いますか?原作があるもの。
あんまり考えないのが一番いいんじゃないですか。
アハハ!そこはやっぱり。
考えないで。
ブレないですね!でも読めば読むほど「この声かも?この声かも?」みたいな何パターンか出てきたりとかしない…。
あっしないんですね。
(笑い声)「これはこれだ」っていう声しか先生は出てこない感じですか?もう出ちゃったもんでやっちゃうみたいな。
むしろその一番目に出たものが素直な自分のリアクションだと思ってそれでいくって事ですか。
迷っちゃいけないのかもしれない。
だから一番いいのは…ニュートラルな自分でいないとどこにも入らない…。
途中で解釈変わったりとかもないですか?「こっちかな」ってちょっとずつズレてくるみたいのとかも…。
ズレたらズレっぱなし。
ズレたっていいじゃないですか。
そっか。
あっそうなんですか。
一体どのような勉強が必要なのか皆さん分かりますか?プロを育成する専門学校で実際に行われている授業をのぞいてみましょう!声優になるためには大きく分けて8つの基礎が必要と言われていますが今回は…
(一同)・「皆さんこんにちは」
歌唱の授業では表現者として必要な音楽性を養います。
また楽しく歌う事によって感情を解放させるねらいもあります
更にこの授業では…
「アニ神レッスン」今回は「歌唱」でした!さぁ続いては勝生流アフレコテクニックを学んでいきましょう!
さぁ1回目から続いてるこのコーナーです。
塾生の皆さんに40年前に放送されたアニメ界を代表する作品「ベルサイユのばら」のアフレコに挑戦して頂きま〜す。
工藤さんはアフレコ経験は?ないです。
ないですか!ないです。
初です。
でもアニメがお好きでいらっしゃって。
その愛情がどう爆発するか。
もう気持ちだけで。
いろんな感情を捨てて思いっきりやっちゃって下さいね。
さぁ梨花ちゃんもう7回目。
どうですかどうですか。
いろんな事を聞いて更にいろんな事を聞いた上で…
(笑い声)そんなの関係ない!やっちゃってやったものがダメだったとしたら「今の私の実力なんだ」と思って今日は開き直ってやりたいなと。
すばらしい!勝生イズムでいっちゃって下さい。
もうそれでいこうと思います。
なんか梨花ちゃんが変わった。
まずは2人が挑戦するシーンを見てみましょう!
(デュ・バリー夫人)あの小娘が本国オーストリアからの命令を無視して…いいえ!陛下のご命令を!それもいとも簡単に無視したのでございますよ!陛下!心の声
(ルイ15世)なんということだ。
誰一人今までわしの命令に逆らったこととてなくそればかりか皆ひとかけらでもわしの好意を得んがために一生懸命だというのにあのちっぽけな孫の嫁がこのフランス国王ルイ15世の命令を公然と無視しただと!?
(アントワネットの声)アハハハハ!これ難しいですね。
梨花ちゃんにはなんとデュ・バリー夫人とそして最後にあったアントワネットの高笑いの2役を。
出ました2役。
「もうできるでしょ」っていう…。
スタッフさんからの軽いプレッシャーも受けております。
さぁそして工藤さんはめっちゃ難しそうこれ。
めっちゃ難しそうです。
悩みを受け止める苦悩の国王ルイ15世を演じて頂きます。
これは勝生先生このシーンの難易度というかちょっとコツというか指導して頂いてよろしいですか?え〜デュ・バリー夫人はしゃべればいいですね。
しゃべればいい。
分かりました。
(笑い声)しゃべればいい。
そうですね。
ちょっと意地悪な感じ。
さっきの文句を言う感じですか。
そうです。
ガーッ出せばいいだけです。
でルイ15世はそうですね…。
心の声ですね。
受け止めてる。
(笑い声)今までにないくらい。
「そのまんまじゃん」みたいな。
私笑いのタイミングが分からない!僕が速すぎましたね。
あっ分かりました。
難しい場面ですね〜これ。
デュ・バリー夫人っていうぐらい…「夫人」なのでもうちょっと…若すぎるのかな。
そういうのは気にしなくていい。
そんなの気にしない。
もう気持ちで。
もらったのはこれなんだから。
だってもらった役が全然自分と違う年齢だったら「無理じゃん」って。
フフフフ!そこで何ができるかっていうとあとは感情だけだよね。
そうか感情さえ合っていれば声が高かろうが低かろうが…。
だっていろんな人がいるじゃないですか。
「この年齢はこの声」なんて決まってないでしょ。
なので問題は感情だけ。
なるほど感情。
工藤さんはどういうところが気を付けたらいいですか?グーしながらしゃべってるみたいな感じですよね。
「苦しい」っていう。
ちょっとグーをしながらやってみて下さい。
力込めておなかにも力込めてしゃべってみて下さい。
勝生流のアドバイスを受けての本番。
一体どんな仕上がりになったのでしょうか?
あの小娘が本国オーストリアからの命令を無視して…いいえ!陛下のご命令を!それもいとも簡単に無視したのでございますよ!陛下!なんということだ。
誰一人今までわしの命令に逆らったこととてなくそればかりか皆ひとかけらでもわしの好意を得んがために一生懸命だというのにあのちっぽけな孫の嫁がこのフランス国王ルイ15世の命令を公然と無視しただと!?アーッハハハハ!アハハハハ!アハハハ!アハハハ!高笑いめっちゃ…。
ようござんす。
ノリノリ。
楽しいですねこれ。
高笑い掛ける3だったよね今ね。
私の番が来たので早めに。
これは高笑いちょっと攻めてみようと思って。
本番更に盛っていきましたね。
楽しさが伝わってきてすごい好きこれ。
実際に自分のアフレコ見て工藤さんはいかがでしたか?ちょっとほんとに。
やり直してやりたい!ハハハハハ!
(笑い声)先生いかがでしたか?変わってます。
変わる事が大事。
練習と本番で変わりましたか?変わりました。
いいと思います。
シンプルで分かりやすい。
すいません。
さぁ塾生の皆さんいろんな事がありましたが参考になった事は何ですか?じゃあ梨花ちゃん。
今日は今までの先生とは違って…ほんとにこれからの仕事にめちゃくちゃ役立つなというかなんか参考にさせて頂きながら自分なりに頑張ってみようというふうに思いました。
なんか梨花ちゃんが強くなった!強くなったかもしれないです今日で。
そして工藤さんは?僕も実は結構寝てすぐ忘れちゃったりとかあまり気にしないタイプででも周りからあんまりそれよくないみたいな事も言われる事もあったんですけど今日…もうこのパターンでいかせて頂きたいと思いました。
(笑い声)すっきりしましたね。
みんなメンタルが前向きになれたという事で。
それでは最後に勝生先生視聴者の塾生の皆さんにひと言お願いできますか?まずそれが第一だと思います。
成長していくのは…ありがとうございました。
ではまた次回お会いしましょう!
(テーマ音楽)2015/09/22(火) 11:30〜11:55
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趣味どきっ! 一声入魂!アニメ声優塾 第7回「勝生真沙子」[解][字]

数々の人気キャラを創った「声優」を講師にむかえ、その声に込めた演技の創意工夫やアフレコ現場での楽しいお話など聞きながら、「声」を使った表現について学びます。

詳細情報
番組内容
数々の人気キャラを創った「声優」を講師にむかえ、その声に込めた演技の創意工夫やアフレコ現場での楽しいお話など聞きながら、「声」を使った表現について学んでいきます。今回の講師は「勝生真沙子」さん。勝生先生が演じた数々の人気キャラクターに秘められた、「声優術」をお伺いします。
出演者
【講師】勝生真沙子,【司会】中川翔子,【生徒】足立梨花,工藤大輝,【語り】桃園ひめこ,高野憲太朗

ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
アニメ/特撮 – その他
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

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