サラメシ 2015.09.22


こんにちは中井貴一です。
今日最初のサラメシは京都のとある工房のまかないから。
旬の賀茂ナスをステーキに。
この方岡本絵麻さんは一緒に働く人たちのまかないを毎日作っているんだとか。
一体何の工房かというと…これ西陣織です。
札幌出身の絵麻さんが結婚して京都の工房にやって来たのは17年ほど前の事。
実はこの工房夫両親叔父叔母いとこと働く人たち全員が家族親族。
9人中8人の苗字が岡本さんであとの1人は結婚して苗字が変わった元岡本さん。
毎日親族で囲む食卓どんなもんなんでしょう?日本を代表する織物の産地…工房は一見こぢんまりした民家のようですがそこは京都ならでは。
間口が狭くて奥に長い長い。
作業部屋台所事務スペースなどを抜けた先に伝統を紡ぐ織り機が並びます。
こちらは伝統工芸士で社長の…手織りの西陣織は朝から晩までどんなに頑張っても一日30センチほどしか織れないそうです。
西陣織の中でも最も高級とされているのが金をより込んだ糸などで織る…それにしてもこんな複雑な模様どうやって織り上げているんでしょう?と思ったらやっぱり秘密がありました。
織り機の横にあるこの箱です。
絵麻さんの夫圭司さんが取り出したのはこんな意外なもの。
そう実は西陣織の織り機はその一部がデジタル制御されているといいます。
ちなみに今フロッピーディスクからメモリーカードへの移行も進んでいるそうです。
で何をデジタル制御しているのかというとこの赤い縦糸。
よ〜く見るとたたくタイミングによって上がったり上がらなかったりしているの分かります?表面を見るとこんな感じ。
縦糸の上がった所にだけ色のついた横糸が現れて模様になっていくんです。
でも西陣織の歴史は相当古いはず。
デジタル制御される前はどうやってあんな模様を織っていたのか?圭司さんが見せてくれたのは明治時代西陣織に導入されたという画期的な技術。
これ紋紙と呼ばれるもの。
フロッピーディスクが使われる前までこれを織り機に連結させていたそうです。
幾何学的に並んだ穴の開いている所と開いていない所。
その組み合わせがデジタル信号の役目を果たし複雑な模様を織る事を可能にしていたといいます。
長い歴史の中で培われた職人技と時代ごとに導入される新たな技術。
世界に誇る西陣織の美しさはその融合によって生み出されていました。
おっまかない準備が始まったようです。
(取材者)でも毎日まかない…大変じゃないですか?絵麻さんもデザインや事務作業しているためまかないの準備にかけられる時間はおよそ30分。
ちなみに岡本家では代々長男の嫁がまかない作りを務めるそうです。
切り込みを入れた大ぶりの賀茂ナスをごま油で豪快に炒めたらお酒を加えて蒸し焼きに。
同時進行で作るのはキュウリの酢の物。
盛りつけは大皿で。
これぞ京都のおばんざいって感じですね!親族一同の連係プレーで作業部屋が食卓に早変わり。
ちなみに12時ピッタリまでに全て料理を食卓に並べ女性陣が着席して待つのが岡本家の習慣なんだそう。
これが…地元京都の野菜を大皿料理で。
濃厚なごまみそダレを大きな賀茂ナスにたっぷりつけて。
夏の定番まかないです。
キュウリの酢の物は食感をよくするため蛇腹切りに。
親族一同が毎日一緒に昼ごはん。
こんな仕事場が今の日本に残ってるんですねえ!でも正直どうなんですかね?家族や親族が毎日一緒って…。
ん〜何やろな。
まああれやね…な?どうやろな?別に特別な事考えてしてる訳やないけど…毎日親族で味わうサラメシなんて珍しいと思ってお邪魔しましたけどこんな食卓の風景ちょっと前の日本には珍しくなかったのかもしれませんね。
岡本家の皆さんおおきに。
ごちそうさまでした。
続いてはやって来ました食欲の秋!いやいや秋じゃなくったって働く大人は腹が減る!そんな食いしん坊な大人たちを求めて今回やって来たのは東京・北品川。
彼らのお目当ては?はい出た大盛りランチ!見てこのチャーハンてんこ盛り!定食のごはんだって約2合分!そうこんな店にはきっと食いしん坊がいっぱいいるに違いない!いやねどうしても見てみたいんですよ。
大盛りランチのパワーが一体どこへ向かうのか。
午後からの仕事っぷり是非この目で確かめさせてほしいんです!ちょっとお話お伺いしてもいいですか?よくお店はいらっしゃるんですか?
(取材者)水産の輸入会社…。
いきなりぶしつけなお願いですいません。
大盛りランチのあとのお仕事見てみたいんです。
了解です。
(取材者)えっいいんですか!?わあ〜社長さんからのOK頂きました!ありがとうございます!という訳でのぞかせて頂きましょう。
大盛りランチからの…まずは腹ごしらえ。
取材を引き受けて下さったのは水産輸入会社の課長守屋周さんと後輩の中村順さん。
で注文したのは…。
はい出たてんこ盛りチャーハン!昔ながらの素朴な味付けとはいえごはん2合分ってかなりのボリュームですよ。
もういっちゃっていいですか?
(取材者)どうぞどうぞ。
この店は近くに住む会社の同僚に教えてもらったそう。
午後に倉庫での検品が入ってる日は決まってここでランチなんですって。
…にしても2人随分黙々と食べるんですね。
会話はなし?
(取材者)そうなんですか。
はあ〜勢いですか。
まあ確かにあの量ですからね。
でもすごい勢い!僅か10分で完食。
さあおなかいっぱいになったところで午後イチ拝見!冷凍倉庫に検品に向かうんでしたよね?僕がサバの担当で彼がイカの担当なんですよ。
何でも魚の種類によって買い付け場所も相場の決まり方もバラバラ。
専門知識が問われる仕事なんだそうです。
守屋さんは今の会社に入って10年ずっとサバを担当。
この日はおよそ20トンものサバが到着したんだとか。
おっ出てきましたよ。
どれどれどれどれ…。
あれあれ?一匹丸ごとかと思ったら切り身なんですね。
(取材者)一切れのグラム数も?飲食店やスーパーなど取引先のニーズに合わせて細かい加工まで請け負っているそうです。
遠くノルウェーで買い付けたサバをサイズごとに選別。
それを中国やインドネシアの工場まで運びカットや骨取り作業を行いやっと日本に到着するんですって。
現地での技術指導や進行管理も守屋さんの仕事。
年間2,000トンも輸入しているそうです。
いや〜いつも何気なく食べていたサバですがこんな仕事があったんですねえ。
よし。
OKです。
水産業界一筋20年という守屋さん。
今は一日中サバの事を考える日々。
でももともとは就職活動で内定が1社しか出ずしかたなく入った世界なんだそうです。
魚に名前は書いてないし会社名もないんですけど…
(取材者)出会う訳ですか。
出会う訳です。
「アッ!」みたいな。
やっぱり働く大人は腹が減る!仕事のやりがいが増えるとランチの量も増えちゃうって事なんですかねえ。
(取材者)胃袋が言ってる?言ってる言ってる。
続いてはキャベツ畑から。
高原キャベツは収穫シーズン真っ盛り。
でねちょっと気になったんです。
キャベツを作っている皆さんはどんなランチを食べてるのかって。
そこで…キャベツ畑で働く皆さんに直撃!すいませ〜ん!すいませ〜ん!ランチを挟めば心が開く。
聞かせてほしい働くあなたの心の声を。
だから今日もあなたとさしでサラメシを。
やって来たのは収獲真っ最中の群馬県嬬恋村。
すいません。
NHKの「サラメシ」って番組で…。
本当お忙しいとこすいません!ランチ取材してる者なんですけど…
(取材者)もしよろしかったらですね…本当急にすいません。
ぶしつけで。
いかがでしょう?駄目ですよね。
OK?本当ですか!?ありがとうございます!改めましてこちら…キャベツは専用の包丁で根元からザックリと。
1玉およそ1キロの大玉。
刈り取りも箱詰めも全て手作業だそうです。
人手が足りないので家族のほかにアルバイトの方が3人も。
おっ息子さんもお手伝い?大丈夫かなあ。
そこちょっと高いけど。
載っかるかな?はい頭使ってよいしょっとやった!キャベツ農家に生まれた以上いわゆる夏休みはなし。
家族でキャベツの収穫これが夏の思い出。
頼もしいねえ。
かっこいい!村に点在する集荷場に運ぶところまでが農家さんの仕事。
夫の郁雄さんがピストン輸送しますがその数一日7,000玉。
…7,000玉!?アルバイト入れて7人で7,000玉って事は1人1,000玉取ったの!?妙子さんとお母さんは一足先に自宅へ戻ってお昼の準備。
あ〜やっぱりありますよねえキャベツ!千切りキャベツは毎日食卓に並ぶそうです。
お母さん結婚して44年。
毎日って事はえ〜っと千切りを365掛けて40…。
まあいいや。
すごい数!お父さんと郁雄さんも帰ってきました。
それではキャベツ農家干川家とのさし飯スタートです!
(一同)頂きま〜す。
本日のサラメシはこちら!鶏のから揚げに千切りキャベツ。
キュウリとナスとミョウガのみそあえにキュウリの浅漬け。
こちらはインゲンとジャガイモの天ぷら。
どれも自家製野菜!標高の高い嬬恋村は寒暖の差が激しく野菜がよく育つそうです。
(取材者)よくやるんですか?一番おいしいかもしれないですね。
確かにおいしそう!
(取材者)楽しい?なるほど。
ああそうか。
(雷鳴)実は8月初めにもひょうが降りこの辺りは大変だったそう。
そんなキャベツ農家のお仕事結婚して10年という妙子さん正直どうなんでしょう?12時半に!?出勤というか…。
分かる!早起きは誰だってつらい!あの〜ところで前から気になってたんですけどキャベツって毎年値段が違うじゃないですか。
あれって大体事前に分かるもんなんですかね?
(取材者)そうなんですね。
(取材者)終わってみないと分かんないんですね。
そういうあれなんですね。
まあ面白いっつったら面白いところなんだよね。
当たれば面白いですよね。
天候の影響を受けやすく値段の上下も激しいキャベツ作り。
それを支える笑顔のサラメシごちそうさまでした。
今日もお相手は中井貴一でした。
2015/09/22(火) 11:30〜11:54
NHK総合1・神戸
サラメシ[字][再]

親族9人で営む京都の西陣織工房。金襴(きんらん)の織物を生産する伝統工芸士一家のお仕事とお昼ご飯。▽収穫最盛期の群馬県嬬恋村。キャベツ農家とランチをご一緒に!

詳細情報
番組内容
親族9人で営む京都の西陣織工房。金糸などを使って伝統的な金襴(きんらん)の織物を生産している。毎日のまかない作りは、“長男の妻”・岡本絵麻さんの役目。伝統工芸士の一家9人そろってのお昼ご飯を拝見する。▽品川の中国料理店で、大盛りランチを食べた人に“午後のお仕事を見せてください!”。水産輸入会社の方と冷凍倉庫へ。▽収穫最盛期の群馬県嬬恋村。キャベツ農家とランチをご一緒に。
出演者
【語り】中井貴一

ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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