Nコン特番 SEKAI NO OWARI×中学生“プレゼント”がくれたもの 2015.09.22


(司会)町田市立鶴川第二中学校!
(歓声)いよいよ来月合唱日本一を決める全国コンクールが開かれます。
・「『知らない』ことは怖いから」・「醜い言葉ばかり」今年もおよそ2,600校10万人の子供たちが参加。
さまざまなドラマが生まれています。
そのコンクール「中学校の部」の課題曲を手がけたのが…。
こんにちは。
SEKAINOOWARIです。
そう超人気アーティスト「セカオワ」。
(DJLOVE)はいどうぞ。
メンバーの中学時代の経験をもとに作られた曲「プレゼント」は悩みや不安を抱える今の中学生たちに温かいエールを送っています。

(佐藤)どうも。
SEKAINOOWARIの皆さんこんにちは。
今日天の声として皆さんをナビゲートさせて頂きますアナウンサーの佐藤俊吉です。
よろしくお願いします。
(4人)よろしくお願いします。
随分高い所から失礼しますね。
高い所から聞こえますね。
よろしくお願いします。
この「プレゼント」という曲は作曲がNakajinさんで詞を書いたのはSaoriさんですけれども。
まずSaoriさんどんな思いでこれ詞を書いたんですか?この曲は……を書きたいなと思って。
中学時代人づきあいが苦手で友達がいなかったというSaoriさん。
そんなSaoriさんを励ましてくれたのが幼稚園からの幼なじみだったFukaseさんでした。
その思い出が「プレゼント」の歌詞が生まれるきっかけの一つになっています。
今日は全国の中学生がどんな思いでこの「プレゼント」を歌っているのか一緒に見て頂きたいと思います。
見た〜い。
2月に課題曲が発表されて以来NHKには「プレゼント」を歌う全国の中学生から多くの反響が寄せられています。
歌詞の内容やメロディーが今の中学生たちの共感を呼んでいるんです。
中にはこんな生徒たちも。
「プレゼント」を歌うためだけに合唱団を作ったというのです。
長野県の南飯田市にある…この学校もともと合唱部はありませんでした。
でも「プレゼント」の歌詞に心を打たれた生徒たちが「どうしても歌いたい」と声をあげ11人が集まったんです。
そのメンバー構成は?そうほとんどが…テクニックはないけれどそれでも「プレゼント」に込められたメッセージを届けたい。
そこで歌詞の好きなところや感じた事をそれぞれ紙に書きみんなで共有しながら練習を重ねてきました。
私の好きなところはここの「いま君のいる世界が辛くて泣きそうでもそれさえも『プレゼント』だったと笑える日が必ず来る」です。
結構好きな歌詞です。
すごいあふれそうですよ。
7月。
各地でコンクールが始まろうとしている頃セカオワの皆さんにも中学生から届いた声を見てもらいました。
「この『プレゼント』という歌は解釈の仕方によって明るい歌になったり暗い歌になったりするということを他の学校の『プレゼント』を聞きながら感じました」。
自分の書いたものの中で…手紙をくれた中学生の中には思わぬ学校生活の変化と向き合いながら「プレゼント」を歌っている生徒たちもいます。
この春3つの学校が合併して出来た新しい学校です。
音楽部も各校の部員が一つにまとめられました。
初めはお互いを素直に受け入れる事ができなかったといいます。
・「本当は大切な」お互いに距離を感じながらも一緒に「プレゼント」を歌う事になった部員たち。
でも彼らは3つの学校が一つになるためのヒントを「プレゼント」の歌詞の中に見つけました。
もともと知らない人同士だった3つの学校の生徒たち。
この曲を一緒に歌う事で少しずつわだかまりが解けていきました。
「ビデオ」?「ビデオ」ですよね。
コンクール直前の7月。
セカオワの4人から宅峰中学校のみんなにうれしいサプライズが。
こんにちは。
(生徒たちの歓声)
(Saori)こんにちは。
(Nakajin)こんにちは。
聞こえてますか?
(生徒たちの歓声)聞こえてますか〜?ハハハ!
(生徒たち)聞こえてます!
(Nakajin)お〜よかったです。
お手紙を読ませてもらったんですけども「プレゼント」はどれくらい練習してくれてますか?練習するうちに3つの学校の息は合ってきてますか?はい。
よかった。
だって3個の学校が一緒に合併したわけだから知らない人同士でやってるって事だもんね。
みんなも頑張って下さい。
はい。
あっ最後のところ歌うので聴いてもらってもいいですか?ほんと?聴きたい!・「大切な人がたくさんいるんだってことが」・「ひとりぼっちにさせないから大丈夫だよ」・「その言葉返せるように強くなりたい」すばらし〜い!すごい。
(生徒たちの歓声)
(Saori)すばらしい!上手だね。
(生徒)ありがとうございました。
ありがとうございました。
感動しました。
ビデオ通話越しにもすばらしさが伝わる歌声でした。
(先生)ありがとうございます。
イエーイ!
(Fukase)何だろうな…そして8月5日。
生徒たちは福岡県コンクールに臨みました。
結果は見事…セカオワの皆さんすてきな「プレゼント」…。
(一同)ありがとうございました!
(一同)イエーイ!よかったもんやっぱり。
すごいよかったからね。
銅賞おめでとうございます。
ほんとに。
うんみんなっていいよね。
中・高の時にそういう部活だったりする事を全然やった事がなかったんです。
(Saori)部活版「SEKAINOOWARI」なんだよね。
さぁ上に注目です。
ここで登場したのは…。
これ何だか分かりますか?
(Nakajin)さっきVTRに出てた…。
そう長野県の学校で練習に使われていた「プレゼント」の手書きの歌詞です。
「Saoriさんと深瀬さんの気持ちが表されていていいと思った。
二人の決意や気持ちが伝わってくる」…。
(Fukase)優しさで入れてくれてんの。
俺が歌ってっからね。
「つらいことがあっても大切な人が必ずいるよ」って書いてある。
この歌からそんな事を思えるって事はすごいよね。
(Saori)こうやって…あぁなんか…。
(Nakajin)Saoriちゃん自身が一番。
札幌市の隣に位置する…ここにもひとりぼっちの経験を曲に重ねながら「プレゼント」を歌っている中学生がいます。
(4人)こんにちは〜。
(生徒たち)こんにちは。
(Nakajin)SEKAINOOWARIです。
(Fukase)ここは…北海道。
(Saori)ひとりぼっちだった経験を思い出しながら歌ってるというふうにお手紙に書いてあったんですけどどんな事があったんですか?おぉ〜。
え〜!もう本当にひとりぼっちになっちゃったんですね。
部員が1人って事ですか?先輩が引退したからでしょうね。
(DJLOVE)新入部員が入んないと1人。
メンバーと話をした吉川陽菜さん。
大麻中学校合唱部の部長を務めています。
コンクールに向け夏休み中も朝一番に音楽室に向かいます。
部員たちを待つ間思い出すのは1年生の時のつらい記憶。
秋に先輩たちが引退して吉川さん1人が残されたのです。
(吉川)正直本当にもう空だから…。
合唱部を終わらせたくない。
仲間が欲しい。
吉川さんはある行動に出ます。
新入生が集まる学校説明会でたった1人で歌を歌い合唱部に入ってくれるよう呼びかけました。
(Saori)これすご〜い。
吉川さんの思いは通じました。
新入生だけではなく同級生や先輩を含めた5人の仲間ができたのです。
・「『知らない』という言葉の意味」その後も声をかけ続けた吉川さん。
部員は今年なんと14人にまで増え念願のNコンに出場する事になりました。
この合唱部を自分だけでなくみんなの居場所にしたい。
それが吉川さんの今の願いです。
ところが1人練習の輪から外れる部員がいました。
みんなからは萌ちゃんと呼ばれています。
自閉症で人の輪の中に思うように入れません。
歌う事が大好きな萌ちゃん。
しかしコンクールが近づくにつれプレッシャーからか自分の殻に閉じ籠もる事が増えていました。
吉川さんは萌ちゃんを含め14人全員でNコンのステージに立ちたいと考えています。
この日先生は萌ちゃんの気持ちを確認しました。
(先生)出ない?出れない?ん?ん?「Nコンには出ない」。
それが萌ちゃんの出した答えでした。
・「その言葉言えなくって」・「心閉ざさないで」コンクールまで残り3日。
みんなの顔にも焦りの表情が見えてきました。
そんな中部員の間で歌の表現について意見が割れてしまいます。
…とかそういう詳しい話が聞きたいって話だったのさ。
詳しい話っていうかなんか…一向に練習が前に進みません。
コンクール直前の不安な気持ちやみんなをまとめきれないいらだちがあふれ出します。
賞取りたいなって頑張って必死なの。
本当。
ここまで頑張った事ないって思うくらい必死だから。
心がもやもやした時はいつも「プレゼント」の楽譜を開きます。
(吉川)ここはSaoriさんからのメッセージなんじゃないか。
ヘヘヘッ。
私がボーッとしてるのが抜かれてるね。
いやぁそっかぁ…。
なんか「嫌な事があった時にこれを開いて。
元気が出るし」って…。
もうそんな事言ってもらったら「私はその言葉を聞いた事を嫌な事があった時に思い出すよ!」って思ったぐらいすごいすてきな映像を見せてもらいました。
そうした中で今の映像3日前に大変な事になってましたね。
そうですよね。
ほんとですよね。
バンドでもああいう事ありますよね。
前はねライブの前になって。
(Saori)前日に「あしたのライブはやめだ。
俺は出ない!」とかね。
僕出なかった事1回ありますから。
でも暇だし寂しいから見に行ったけどね。
(Nakajin)最終的にね。
(Fukase)Nakajin歌ってたね。
そうそう3人だけで…3人っていうか…。
(DJLOVE)俺まだメンバーじゃない。
お客さんでいたから。
でもそんな事はね二十歳すぎても全然あったよね。
コンクールを明日に控えたこの日。
吉川さんたちは体育館をNコンのステージに見立ててリハーサルを行いました。
(Nakajin)さっきの萌ちゃんも歌ってますね。

(ディレクター)あした頑張れそう?頑張ります。
リハーサルが終わったあと吉川さんにとって更にうれしい事がありました。
Nコンに出ないと言っていた萌ちゃんが「一緒にステージに立ちたい」と言い始めたのです。
(吉川)やった〜!一緒に頑張ろう!やったね萌ちゃん。
イエーイ!ハハハハハ!みんなで歌う楽しさが萌ちゃんを動かしました。
(吉川)だる〜くなったりとかしたらちゃんと言ってね。
体の事もあるから。
・「『知らない』という言葉の意味」・「間違えていたんだ」・「知らない人のこと」・「いつの間にか『嫌い』と言っていたよ」・「ひとりぼっちになって気付いた」・「本当は大切な人がたくさん」・「いるんだってことが」・「ひとりぼっちにさせないから大丈夫だよ」
(Nakajin)すごいね。
(Saori)う〜ん。
コンクール当日。
14人全員が元気に会場にやって来ました。
・「いま君のいる世界が辛くて泣きそうでも」・「それさえも『プレゼント』だったと」・「笑える日が必ず来る」・「ひとりぼっちになって気付いた」・「本当は大切な人がたくさん」・「いるんだってことが」・「ひとりぼっちにさせないから大丈夫だよ」ひとりぼっちの先に見つけたのは仲間と一緒に歌を歌える喜びでした。
結果は奨励賞。
楽しかった。
でもほんとうれし泣きで。
すごいですね。
こういう映像だって聞いてないでここに来てるから…。
そうですよ。
聞いてないですよ。
(Fukase)聞いてないよ。
こんな感じだとは。
ねぇ…。
(Fukase)やめて下さいよねぇ…。
ほんとにもう…曲が。
こんなにこう…僕らの音楽を聴いてる子たちの内側を見る事って全然ないのですごいなんか…感動しました。
多分俺たちが一番感動するんじゃないかなって。
俺たちが要するに大変だった事っていうかつらかった事っていうものが今こういう形でみんなから「プレゼント」としてもらえてるのは僕らだから…。
なんてすてきな話…。
話出来すぎだよと思うぐらいね。
(DJLOVE)しかも今の学校だけじゃなくてさその全校でそのドラマが行われてるわけだからね。
さぁそしてですねいよいよ来月NHKホールで各地区大会を勝ち抜いた強豪が集まりまして全国コンクールが行われます。
私当日司会を担当するんですけれどももちろんセカオワの皆さんも会場に来てもらえるんですよね?はい。
どうしよっか。
(Fukase)いや行くわ。
行ってくる俺。
(Saori)うそ〜。
私ちょっと泣いちゃうと思うんだよね。
脱水症状になったらどうしよう。
ハンカチいっぱい持っていかないと。
2015/09/22(火) 11:00〜11:30
NHK総合1・神戸
Nコン特番 SEKAI NO OWARI×中学生“プレゼント”がくれたもの[字]

SEKAI NO OWARIが手がけた課題曲「プレゼント」。この歌でコンクール出場にかける中学生たちをドキュメントで紹介する。セカオワ4人もその姿に感動。

詳細情報
番組内容
今年のNコンの中学校の部・課題曲「プレゼント」を手掛けたのは超人気4人組バンド SEKAI NO OWARIだ。10月の全国コンクールを目指して今年も全国1200以上の中学校が参加。番組では、さまざまな思いを胸に合唱にかける中学生たちの様子をドキュメントで紹介する。スタジオのセカオワ4人もその姿に感動。課題曲「プレゼント」を通して自分を見つめ、仲間との結びつきを深めていく中学生たちの姿に迫る。
出演者
【出演】SEKAI NO OWARI,【語り】神田沙也加,【声】佐藤俊吉

ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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