iOS9の新機能
AppleのiOS9が広告をシャットアウトできる新機能「Contents blocker」を採用し、WEB界隈でにわかに議論が盛り上がっています。
iOS9の広告ブロックの影響と対策法。収入を激減させずに,アドセンスブロガーやアフィリエイターが「Contents blocker」に対抗し,アドブロック普及の将来に備える方法 – プログラミングとIT技術をコツコツ勉強するブログ |
サイト管理人側は広告ブロックに反対。 多くのユーザーは広告ブロックに賛成。 ってのがだいたいの対立の構図。
わたしはサイト運営サイドなので、言うまでもなく今回のAppleの対応には不満を抱いています。しかし、そこまでの危機感もありません。巷で言われているほど、大打撃を食らうかというとそうでもないし、対処の方法もいろいろあるだろうとある種楽観視しています。
1.Safariのデフォルト機能ではない
まず、今回の広告ブロック機能はデフォルト機能ではありません。
1Blockerなどの無料アプリや、Crystalなどの有料アプリを購入し、インストールしたうえで、Safariの設定をいじらなければなりません。
PCのブラウザ向けには、ずいぶん前からアドブロッカー系のアドオンが多数存在していました。ですが、普及率は思ったほど高くはありません。
iPhoneユーザーのうち、ひと手間をかけてアドブロック機能を導入する人がどれだけいるのか。そんなに20~30%程度におさまるんじゃないのかなぁって予測。わずかひと手間だけどやらないって人は割と多い。ブロックのために金をかける人はもっと少ない。
ちなみに、アドブロック機能も完ぺきではなくはじけない広告もあるみたいです。そういう漏れを考慮すると、影響はもっと少なくなります。
2.様々な対策法がある
また、Adブロックを利用しているユーザーに対しても、様々な対処法が存在しています。
- バナー型広告ではなく、テキストリンク型の広告を置く(テキストリンクだとブロックされないので、成果報酬系のアフィリエイトを増やせばダメージを軽減できる)
- アンチアドブロックを使い、広告ブロックしているユーザーにはコンテンツ全体を表示させないようにする(個人的にはタダでも見せた方がいいとは思ってる)
- Safari以外のアプリで表示させるように導線を作る(Facebookアプリで開いてもらうなど)
- 月極広告を使う(月に一定額の報酬が発生する)
さらに今後広告会社の方も、アドブロックをすり抜ける新しいタグの開発を進めてくるでしょう。
ユーザーにとって不快ではあるでしょうけど、サイト運営・広告会社側もビジネスです。すり抜けるための方法・努力は惜しまないでしょう。イタチごっこが当面は続きそうです。
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