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 11月22日投開票の大阪府知事、大阪市長のダブル選挙で、地域政党「大阪維新の会」は26日、所属議員の全体会議を開き、知事候補に現職の松井一郎氏(51)を、市長候補に維新の党衆院議員の吉村洋文(ひろふみ)氏(40)を公認候補として擁立すると正式に決めた。橋下徹代表(大阪市長)は「ダブル選挙に負ければ、大阪維新の会は消滅する。大阪都構想の住民投票以上の活動をみんなでやる」とあいさつした。

 12月での政界引退を表明した橋下氏にとり、松井氏は一緒に大阪維新や国政政党「日本維新の会」などを結成した盟友。吉村氏は同じ弁護士で側近だ。自身に近い両氏を立て、大阪都構想への再挑戦を目指す。

 吉村氏は26日、記者団に橋下、松井両氏から立候補の要請を受けたと明かし、「大阪の改革を続けていくため、しっかり頑張っていきたい」と述べた。

 大阪市長選には自民党が同党の柳本顕(あきら)大阪市議(41)の推薦を決定。元同市北区長の中川暢三(ちょうぞう)氏(59)も立候補を表明している。