マー、ブルペン入りも　まだ「違和感ある」

　マー、ブルペン入りも復帰へ慎重発言−。右太もも裏の張りを訴えて戦列を離れているヤンキースの田中将大投手（２６）が２５日（日本時間２６日）、本拠地でブルペン入り。変化球を交えて３１球を投じたが、「（患部の違和感を）感じる部分はある。自分の体と会話しながら、これならいけるというところを見つけることが大事。みんながみんな１００％のコンディションで戦っているわけではない」と、張りが完治してないことを認めた。

　週明け早々の復帰を示唆していたジラルディ監督も、田中の状態を伝え聞くと「１００％の状態を期待していたんだが…。今後数日の様子を見て、試合で投げる前にもう一度ブルペン投球が必要かを判断することになる」と復帰がずれ込む可能性を否定しなかった。

　これまでの予定通り、来週のレッドソックス４連戦（２８日から）での復帰となるのか。プレーオフ初戦（１０月６日のワイルドカードゲームが有力）での先発が示唆されている田中の復帰をめぐって、首脳陣は頭を悩ますことになりそうだ。　（ニューヨーク穐村賢）