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【プロ野球】

マエケンにまたやられた 阪神きょうにもV消滅

2015年9月27日 紙面から

足早に引き揚げる阪神・和田監督(北村雅宏撮影)

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◇広島2−1阪神

 広島の前田が8イニング1失点でリーグ単独トップの14勝目。6〜8回は1人の走者も許さず、9回は中崎が締めた。0−1の5回に新井、エルドレッドの連続適時打で逆転し、連敗を4で止めた。阪神は打線が振るわなかった。

   ◇

 またも3位の座に危うさが漂ってきた。阪神は広島の前田に今季4連敗。1回にゴメスの適時打で先制したが、2回から8回まで抑え込まれた。

 和田監督は脱帽した。「全力疾走して二塁へ走っても、そのあとのマウンドで全く変わることなく、逆にエンジンをかけて投げてきた」。5回に、虎の逆転負けにつながる二塁打と走塁。そして力強くて制球抜群の投球が厄介だ。対前田は今季通算30イニングでわずか2得点。防御率は0・60で、数字上は1点を取って完封で勝つしかないということになる。「いつもと変わらない」と評した鳥谷は2安打を放ったが、チームで四球を選ぶこともできず、4安打では攻略に至らない。

 この試合前まで藤浪も最多勝争いで並んでいたが、打線が前田に単独トップの14勝目を献上してしまった。10月4日の最終戦(甲子園)も前田が先発しそうだが、和田監督は「次の対戦どうこうより、あしたのゲームをどう取るかをしっかり考える」と言う。確かに先のことより、目の前の一戦。27日も敗れると、完全に優勝が消える可能性もある。 (吉川学)

 

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