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【ウイークリーワールド】自作時計が爆弾扱い…誤認逮捕の少年を全米が激励 オバマ大統領もホワイトハウスに招待へ

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自作時計が爆弾扱い…誤認逮捕の少年を全米が激励 オバマ大統領もホワイトハウスに招待へ

モハマドさんが作ったデジタル時計。警察は「たくさんのリード線があり、明らかに不審物だ」と強調(ロイター)

 モハメドさんは忠告通り、時計をカバンにしまっておいたが、英語の授業中、突然アラームが鳴り出した。教師が大急ぎで確認すると…「時限爆弾ではないか」と大騒ぎ。時計を没収するとともに、警察に通報。駆けつけた警察官に逮捕されたモハメドさんは、14~16日の間、身柄を拘束されてしまった。

 爆弾ではないことが判明したため、モハメドさんは拘束を解かれた。直後の会見でモハメドさんは「先生を感激させようと時計を作ったのに、それを見た英語の先生が“脅し”だと思ったんだ。先生が間違った印象を持ったので、すごく悲しかった」と話した。CNNの系列局の取材には「警察から『お前は偽爆弾を作った罪を犯した』と責められた」と答えた。

 警察当局は、ケースの中にたくさんのリード線があり、明らかに不審物だった、と一連の対応の正当性を強調。その上で「モハメドさんは起訴しない」と発表した。

オバマ大統領が招待

 だが、NASAのロゴ入りTシャツを着たモハメドさんが、複数の警察官がいるところで、後ろ手錠をされ、立たされている写真がツイッターなどで拡散すると、高校や警察の対応を非難する声が、方々から上がり始めた。「白人の子供が核融合炉を作ればクールで、イスラム教徒の子が時計を作ってもクールじゃないんだ」という書き込みなどもあった。

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