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【経済インサイド】
なぜスズキは自動車業界でモテモテなのか? GM、VWとの相次ぐ“離婚”も求婚者後を絶たず
欧米の環境規制は徐々に厳しくなる中、米国市場から完全撤退してインドなど新興国に軸足を置くスズキは「自立して生きていくことを前提に考える」(鈴木会長)と強気の姿勢をみせる。だが、スズキの技術力や、インドでの「日本市場のトヨタ自動車並み」(業界関係者)といわれる存在感に対する国内外の注目度は高い。
その象徴が、「物言う株主」として知られる米有力投資ファンドのサード・ポイントのスズキ株取得だ。
次の提携先は?
電機大手のソニーやファナックに投資してきたサード・ポイントは今夏に投資家向けの書簡で、スズキのインド子会社が市場シェアの高さや経済成長でさらに収益を伸ばすことに期待を示し、「市場で過小評価されている」と説明した。
合従連衡が相次ぐ自動車業界内でも、スズキの次の提携先をめぐり憶測が入り乱れている。まず名前が挙がるのがフィアット・クライスラー・オートモービルズだ。スズキはVWから環境技術を導入できないと判断すると、伊フィアットからディーゼルエンジンを調達。フィアットのマルキオーネ最高経営責任者(CEO)は提携強化に意欲的とされる。
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