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【元朝日新聞・植村隆氏インタビュー詳報(10)止】
「『歴史戦』やるなら被害者の証言も聞いてほしい」
植村「もちろんもちろん。だけど阿比留さんはすごく力のある人だから、それおもしろいんじゃない。産経と朝日が共同調査チームで、どこまで分かっててどこまで分かってないかってどうですか。いや、まじめに僕。結局、そうしないと。僕ら戦争するような関係じゃないじゃない、ジャーナリスト同士で、と思ってるの。それ、どう」
阿比留「相手側に誠意があればこっちは構わないです」
植村「いやははは。朝日の連中は相手方に誠意があればとかいうと思うんだけど。多分、朝日の現場の記者たちとこんな、こう違うじゃないかってあんまりやり合わないでしょ」
阿比留「この問題ではやり合わないですね」
植村「でも、もしそういうこともあったらおもしろいんじゃないか。このままいったら、いろんな意味で日本がじり貧になるよ。本当に僕は、それすごく(心配)だから、もし、そういう気持ちある? あるんであれば、みんな素っ頓狂でびっくりするかも分からないけど。でも、阿比留記者と朝日の記者が共同でやって、どこからどこまで言えるのかみたいな形の話だったらおもしろいんちゃうかな。僕ら2人、こんな戦争ずっと続けてもさ。ひとつそれよろしくお願いします」
阿比留「朝日の記者と対談の企画があって受けたことあるんですけども、向こう側が嫌だと言ってきたことがありました」
植村「あ、対談とかも。その時はいつ頃?」
阿比留「それは、1年ぐらい前」
植村「じゃあ、阿比留さん、もしそんな話があったら」
阿比留「最後は(社内で)ちょっと詰めないとあれですけど」
植村「それは多分、対談だから、お互い。それってすごい、いいよね。ぜひ、じゃあ、それも提案しますんで」
(終わり)
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