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【元朝日新聞・植村隆氏インタビュー詳報(8)】「朝日の侵略戦争の反省を伝えようという作業に誇り」

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【元朝日新聞・植村隆氏インタビュー詳報(8)】
「朝日の侵略戦争の反省を伝えようという作業に誇り」

インタビューに応じる元朝日新聞記者の植村隆氏=7月30日、札幌市(早坂洋祐撮影)

原川「吉田さんというよりも、会社、会社としての姿勢についてはどう思われますか」

植村「僕は、だから、さっき言ったじゃないですか、ね。やっぱり、あのいろんな紆余曲折はあるけれども、大きな流れの中では人権侵害の問題をやってきたということは、僕は、間違ってなかったと思いますよ。もちろん、それは吉田さんのことを取り消したということ、事実はあるからね、そういうことはあったでしょう。だけれども、だからといって、慰安婦問題すべてが間違っていたかと言ったら、全然、僕は違うと思います。あの、ここで阿比留さんにおうかがいしたいんですけれども、朝日新聞の報道のどこが問題だと? 簡単に言えば。吉田清治さんを書いたからですか」

阿比留「いや、いろんな所に問題がありますね。もちろん、これは別に慰安婦問題だけに限りませんけれども、とにかく日本と過去の日本を悪者にしたいとしか思えないんですね」

植村「過去の日本は、全く悪者じゃなかったんでしたっけ」

阿比留「いいところも、悪いところも…」

植村「そうでしょ、だから、いいところも悪いところもね」

阿比留「悪いところばかり過度にですね、取り上げようとしている」

植村「だけどさ、子供の論理だよね。侵略戦争があって、アジアに多大な被害を与えたとかいうところはもう世界の共通認識じゃない。阿比留さんはちょっとそれ違うのかな。侵略戦争とか、過去のね」

阿比留「多大な迷惑、というか被害を与えたということには何の異論もないですね」

植村「うんうん。で、慰安婦がたくさん証言して被害を(受けたと)いっているということも認める?」

阿比留「というよりも、朝日新聞が(平成4年1月の)宮沢(喜一首相)訪韓の直前にですね。女子挺身隊の名で強制連行して20万人といわれる…」

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