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常任理入りへ結束 首相、独印ブラジルと会合 NYで

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常任理入りへ結束 首相、独印ブラジルと会合 NYで

 安倍晋三首相は26日午前(日本時間同日夜)、米ニューヨーク市内のホテルで、国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指すドイツ、インド、ブラジルの各国首脳と会合を開いた。国連創設70年の機会を捉え、4カ国グループ(G4)による安保理改革案の早期実現に向け、結束を強化する方針で一致する見通しだ。

 会合には、安倍首相のほか、ドイツのメルケル首相、ブラジルのルセフ大統領、インドのモディ首相が出席。4カ国は、190を超える国が国連に加盟している現状や、G4が国際社会に与える影響力を踏まえ、実効性のある安保理改革の実現を加盟国に働き掛ける方針も確認する方向だ。

 改革案は2005年の前回案と同様に、常任理事国を現在の5カ国から11カ国に増やし、うち2カ国をアフリカに割り当てる内容。現在10カ国の非常任理事国については枠を14~15カ国に広げ、アフリカへの配分を「1~2カ国」とする。大票田のアフリカ諸国との連携強化が狙いだ。(共同)

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