16番でティーショットを放つ松山英樹。1アンダーで11位=イーストレークGCで(共同)
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◇ツアー選手権<第1日>
▽プレーオフシリーズ最終戦(2014〜15年シーズン最終戦)▽24日、米ジョージア州アトランタ、イーストレイクGC(7307ヤード、パー70)▽曇り後雨、気温23度、弱風▽賞金825万ドル、優勝148万5000ドル▽28選手
【アトランタ(米ジョージア州)テッド・ムース】日本勢で唯一2年連続で最終戦に進んだ松山英樹(23)=レクサス=は5バーディー、4ボギーの69で回り、首位と6打差の1アンダーで11位とまずまずのスタートを切った。2013年大会を制し総合優勝のヘンリク・ステンソン(スウェーデン)が63、7アンダーでトップ。通算ポイント1位のジェーソン・デー(オーストラリア)は1アンダーで11位。
最終戦に残ったのは30人で、うち2人が棄権したため、少数精鋭28人での戦い。だが、この試合後のポイントランク1位の選手は総合優勝としてボーナス賞金1000万ドル(12億円)を得られるとあって、初日から攻める選手が続出した。松山も積極的にピンを狙ったが、パッティングをいまひとつ決めきれず、本人の「納得はいかないが、まあいいラウンドだった」という言葉通りの一日となった。
1番は2メートルがカップにけられ、7番も2メートル、9番は2・5メートルを外した。後半はラフから寄せ切れなかった13番、第1打を曲げた14番でボギーをたたいた。ただ、15番パー5はラフを渡り歩いたもののバーディーを奪い、16番パー4は残り165ヤードの第2打を9番アイアンで20センチにつけた。上り調子で終えられたのは、翌日につながりそうだ。
満足できないプレーが出ると顔に出るタイプだが、この大会は「怒らないように、切れないように頑張っています」という。首位は7アンダー。「簡単に出るスコアじゃないが、そういうスコアが出せることが分かった。僕もしっかりとそういうスコアを出したい」と話した。
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