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【ゴルフ】

石川遼 雨のち晴れで5打差18位

2015年9月26日 紙面から

第2日、5番でティーショットの行方を見つめる石川遼。通算イーブンパーで18位=大利根CCで

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◇アジアパシフィックOP・ダイヤモンド杯<第2日>

 ▽25日、茨城県坂東市、大利根カントリークラブ西コース(7101ヤード、パー70)▽雨、気温19・5度、北北東3・4メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽133選手(アマチュア14人)▽観衆1308人

 15位から出た石川遼(24)=カシオ=は3バーディー、4ボギーと苦しみながら耐えて71にまとめ、通算イーブンパーで首位と5打差の18位タイにつけた。雨の影響でボギーを重ねた序盤から一転、後半で盛り返した。5位から出たP・マークセン(タイ)が通算5アンダーで単独首位に立った。

 石川は顔をゆがめ、何度も首をひねった。1番。1打目を左の林に曲げて、いきなりボギー発進。3番では2・5メートルのバーディーの好機を逸し、1メートルの折り返しも外した。続く4番も1・5メートルのパーパットが入らない。

 まさかの展開、目を疑うような光景にギャラリーは静まり返った。6番で4・5メートルのバーディーパットが外れると、女性ファンから悲鳴が飛んだ。序盤4ホールで3つのボギーを積み重ね、石川は「この天気みたいに暗いゴルフになってしまった」と苦笑した。

 潮目が変わったのは、8番パー4だった。2打目をピン右9メートルにつけ、バーディーパットをねじ込んだ。球を強く押し込み、道筋を見つめながら確信。パターを握った左手を雨空に突き上げた。

 「大きかった。難しい日はいかにバーディーを取れるか。8番で(バーディーを)取れたので、後半の流れが来た」

 今週は埼玉県松伏町の実家から“通勤”している。父・勝美さんによると、母・由紀子さんや弟妹に前戦のANAオープン優勝を祝福されるなど、リラックスした日々を送っているという。ラウンド中は由紀子さんお手製の焼きおにぎりをほおばり、石川は「日本にいる時間が少ないので、この試合はすごくありがたい」と笑った。

 首位とは5打差だが優勝圏内。「はまったら(米ツアーでも)勝てるんだというプレーをしたい」。ラウンド後には雨中の打ち込みも敢行した。石川が2週連続優勝へ燃えている。

  (松岡祐司)

 

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