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サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】阪神 広島に先勝3・5差 3位争い3連戦 福留9年ぶり20号2015年9月26日 紙面から ◇阪神3−0広島無失点リレーの阪神が連敗を4で止めた。1回に福留の20号2ランで先制し、3回はマートンの適時打で加点。7イニングを4安打に抑えた能見が11勝目を挙げ、8回からは福原、呉昇桓とつないだ。5安打の広島は3戦連続の零敗で4連敗。 ◇ 傷心の阪神がやっと、中村勝広ゼネラルマネジャー(GM)に弔いの白星を届けた。 「いや、1勝じゃ満足しないやろ。全部勝てと言ってるはず」 連敗を4で止め、少しホッとしたに違いない和田監督。残り6試合の全勝を供養にと誓う。入団当初、2軍監督だった中村GMからプロで生き抜くためのアドバイスを受けた。23日に急逝した中村GMと、巨人戦の敗戦後に悲しい対面をしたときには涙が止まらなかった。胸に去来する思いもある。 「それを語り出したら1分や2分では止まらないので、またの機会に」 久しぶりに先行逃げ切りができた。まだ優勝が完全に消えたわけではなく、3位死守にも欠かせない勝利。再び貯金をつくった立役者は福留だ。2012年のオフ、就任したばかりの中村GMから他球団に先駆けて勧誘された。 「僕が阪神でプレーできているのは、最初に声をかけてくれたから。何とか白星をと思ったが、なかなかうまくいかなかった。きのうも僕が1本打てていれば展開が違ったはず」 日々重責を担う。悔いを残せば、次の機会にはらす。初回の1死一塁。福井のシュートを右中間へ運んだ。3日に甲子園で福井から決勝アーチをかけて以来、17試合ぶりの20号先制2ランとなった。 「真ん中(クリーンアップの意)を打っている以上、何とかしないといけない。いい感触でとらえられた。先制点を取れば、その裏の能見の投球も変わってくると思うしね。手の届く範囲は積極的に打ちにいく。それがあの打席はできた」 福留にとっては中日時代の2006年に31本塁打を記録して以来、9年ぶりの20号だ。「それはまぐれ」と謙遜する。 阪神に移籍した13年は打率1割9分8厘の6本塁打と低調で、獲得した阪神に批判が集中した時期もあった。今こそ、中村GMに恥をかかせるわけにはいかない。 (吉川学) PR情報
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