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国交省汚職事件 他にも数百万円やり取りか9月24日 17時44分
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羽田空港にある航空機格納庫の土地の使用許可を巡る汚職事件で、贈賄の疑いで逮捕された航空関連会社の元社長が会社の調査に対し、「国土交通省の係長に現金数百万円を渡した」などと話していたことが関係者への取材で分かりました。警視庁は係長がほかにも現金を受け取っていたとみて調べを進めています。
この事件は、国土交通省航空局運航安全課の係長、川村竜也容疑者(39)が、おととし、羽田空港にある航空機格納庫の土地を巡り、国の使用許可などが延長できるよう便宜を図った見返りに、航空関連会社の元社長で韓国籍の金澤星容疑者(61)から現金およそ50万円を受け取ったとして収賄の疑いで逮捕されたものです。警視庁によりますと、2人は容疑を認めているということです。
警視庁は24日、東京・霞が関の国土交通省などを捜索しました。
この事件で、ことし6月、警視庁が金元社長の会社を捜索し、これを受けて行われた社内調査で元社長がほかにも係長に現金を渡したと話していたことが会社関係者への取材で分かりました。関係者によりますと、金元社長は「川村係長が『国土交通省を辞めて航空事業の会社を新たにつくりたい』と言うのでその資金や支度金などとして現金数百万円を渡した」と説明していたということです。警視庁は係長がほかにも現金を受け取っていたとみて、調べを進めています。
警視庁は24日、東京・霞が関の国土交通省などを捜索しました。
この事件で、ことし6月、警視庁が金元社長の会社を捜索し、これを受けて行われた社内調査で元社長がほかにも係長に現金を渡したと話していたことが会社関係者への取材で分かりました。関係者によりますと、金元社長は「川村係長が『国土交通省を辞めて航空事業の会社を新たにつくりたい』と言うのでその資金や支度金などとして現金数百万円を渡した」と説明していたということです。警視庁は係長がほかにも現金を受け取っていたとみて、調べを進めています。