首相発言に戸惑う携帯3社 「びっくり」「料金認可制ではない」「日本は安い」 (1/2ページ)

2015.9.26 06:45

新型スマートフォン「アイフォーン6s」と「6sプラス」の発売セレモニーでボードを手にするNTTドコモの加藤薫社長(前列右)と女優の高畑充希さん(同左)=25日午前、東京・有楽町

新型スマートフォン「アイフォーン6s」と「6sプラス」の発売セレモニーでボードを手にするNTTドコモの加藤薫社長(前列右)と女優の高畑充希さん(同左)=25日午前、東京・有楽町【拡大】

 安倍晋三首相が政府の経済財政諮問会議で、携帯電話の料金が高すぎると発言したことを受け、総務省が年内に対策をまとめることになった。首相発言は市場を揺さぶり、携帯大手3社の株価は急落。米アップルのスマートフォン発売イベントに集まった携帯大手3社の社長からは25日、戸惑いの声が上がった。ただ各社とも、「あまりデータを使わない利用者に配慮した料金」(高市早苗総務相)の設定には前向きの姿勢を見せた。

 NTTドコモの加藤薫社長は「(発言には)びっくりした。長く使っている人や若い人を応援する工夫をしてきたが、客が何を望んでいるか、じっくり考えたい」と述べ、新たな料金プランの設定を示唆した。

 KDDIの田中孝司社長は「われわれとしてももう少し料金が安い方が良いのではと思っている」と述べ、料金体系に手を加える考えを示した。その上で、「料金は認可制ではないので、自分たちで考えるべきものだ」と指摘し、自主的な競争を唱えた。

「価格戦略は競争環境の中で、自由にやるべきだ」

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