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 共産党の志位和夫委員長は25日、民主党の岡田克也代表と会談し、将来の連立政権を念頭にした次期衆参両院選での選挙協力を呼びかけた。岡田氏は連立を前提とした協力には難色を示し、維新の党とつくる選挙協力のための協議会にも共産を入れない方針。野党が結束して与党に対抗する共闘への道は、険しいことが浮き彫りになった。

 「非常事態を打開するため、私たちも変わらなければいけないと思って決めた。ご一緒できませんか」

 国会内で岡田氏と向き合った志位氏は、こう語りかけた。この席で①「戦争法」廃止と安倍政権の打倒②戦争法廃止の「国民連合政府」の樹立③国民連合政府で一致する野党間の選挙協力――の3点を提案。選挙協力については「共産党が候補者を立てないで他の野党の候補者を推すこともある」と述べた。