09月25日 12時28分
去年、いじめを受け自殺した仙台市の男子生徒が通っていた中学校の近くに設けられた献花台がけさ、なくなっていたことがわかりました。撤去を求めていた公園を管理する区役所ではなく、誰が撤去したかわからないということです。
仙台市の中学1年の男子生徒は去年、同級生に仲間外れにされるなどのいじめを受けたあと自殺し、献花台は4日前の今月21日に中学校の近くの公園に設けられ近所の人たちなどが花や飲み物を供えたり、手を合わせたりしていました。ところが、25日の午前8時半ころ、近くに住む住民が雨にぬれないようシートをかぶせに訪れたところ、献花台がなくなっていたということです。献花台があった場所には花束の一部と男子生徒に向けてメッセージが書かれたノートだけが残され、花束の多くや飲み物などもなくなっていました。
公園を管理する区役所は献花台が許可を得ず設置されたとして撤去を求める張り紙を掲示していましたが区によりますと撤去したのは区役所の職員ではないということで、区の担当者は「献花台が無くなったので今後の対応を検討したい」と話していました。近所の人などによりますと献花台を撤去した人は誰かわからないということです。公園を訪れた人は「花やお供物もなくなっていて許せないです」と話し、別の人は「汚れないようシートを持ってきたらなくなっていて、あぜんとしました。どうして撤去したのか理由を聞きたい」と話していました。
新着ニュース