<仙台いじめ自殺>仙台市献花台撤去方針に文科相が苦言
いじめを苦に自殺した仙台市立中1年の男子生徒=当時(12)=が通っていた学校近くの公園に献花台が設置されたことについて、下村博文文部科学相は25日、「遺族の思いや、冥福を祈りたいと訪れる人たちの心情を受け止める必要がある」との認識を示した。同日朝の閣議後の記者会見で述べた。
献花台は25日朝までに誰かが撤去したが、公園を管理する仙台市は「不法占用に当たる」との告知板を置き、週明けにも強制撤去する方針を示していた。
下村氏は「行政的には不法占拠かもしれないが、人生これからという子どもが自ら命を絶ったことへの哀悼の思いをしっかり受け止める必要がある」と市の方針に苦言を呈した。
2015年09月26日土曜日