東京五輪追加種目 クライミング、ローラースポーツなど提案へ

09/25 00:04
壁にへばりつくようにして、上へ上へと登っていっていく、「スポーツクライミング」。そして、スピードスケートのようにも見えるが、よく見ると、靴に車輪がついている「ローラースポーツ」。FNNの取材で、2020年東京オリンピックの追加種目として、この2つのスポーツなどを提案する方向で、最終調整していることがわかった。
岩に、わずかにかけられた指先。
さらには、足先まで。
壁に設置されている、大小さまざまな突起。
体を巧みに使い、壁を登っていくこの競技は、スポーツクライミング。
今、若者を中心に人気があるこの競技が、オリンピックの舞台で見られるかもしれない。
オリンピック組織委員会の関係者によると、日本勢の活躍が期待できる、野球とソフトボール、空手は、すでに追加種目に提案することが固まっているという。
これに加えるのが、スポーツクライミングとローラースポーツで、あわせて4種目をIOC(国際オリンピック委員会)に提案する方向で、最終調整しているという。
スポーツクライミングは、人工の壁に設定されたコースを、ゴール地点まで登り、クリア回数を競うスポーツ。
そして、ローラースポーツは、ローラースケートを履き、スピードなどを争う競技。
これまで、追加種目をめぐっては、野球とソフトボールをはじめ、ボウリングなど8種目が、開催地として提案できる追加種目の候補として残っていた。
6月、東京五輪大会組織委員・御手洗 冨士夫座長は、「オリンピックムーブメントを促進する。そのためにも若者における、スポーツの価値を高揚させる」と述べていた。
決め手の1つになったのは、人数枠。
IOCは、追加種目の選手人数を500人程度までと設定していた。
野球とソフトボール、空手に加え、さらに2種目を追加しても、空手などの種目内容を細かく制限すれば、枠内に収まるという。
組織委員会は、28日の理事会などで決定し、最終判断は、IOCに委ねられる。

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