北斗晶 手術成功　がんで右乳房全摘

　乳がんのため入院し、右乳房の全摘出手術を受けることを自身のブログで公表した元女子プロレスラーでタレントの北斗晶（４８）が２４日、手術を受けた。手術は成功し、夫で元プロレスラーのタレント佐々木健介（４９）は「家族四人で力を合わせて、がんに負けないように頑張っていきます」などとするコメントを発表した。

　手術はこの日午前中に始まり、昼すぎに無事終了したという。佐々木は所属事務所を通じてマスコミ各社に直筆のファクスで報告。北斗の様子について「術後の痛みと、胸を全摘出したことで心の痛みが強く、少しでも痛みを忘れられるよう、離れず側にいてやることしかできません」と献身的にサポートしていることを明かした。

　さらに「長い闘病生活になりそうですが、皆さまの前に元気な姿で一日も早く立てますよう、妻も頑張ってくれると信じています」としている。

　事務所関係者によると、病院では佐々木や２人の愛息が待機し、手術の経過を見守ったという。北斗は、術後に始まる抗がん剤治療も控えており、退院する時期は未定。仕事復帰の時期も未定だという。佐々木は当面、北斗の治療のサポートを優先するため、現時点で会見する予定はない。

　北斗は２３日にブログで乳がんで入院中だということと、２４日に右乳房の全摘出手術を受けることを明かした。乳がんは直径約２センチ大の腫瘍となっていることや、抗がん剤治療に備え髪を４５センチ切ったことなど記していた。

　北斗はレギュラー出演しているＴＢＳ系情報番組「あさチャン！」（月−金曜午前５時３０分）に２４日、メッセージを寄せた。北斗は金曜の「超簡単！おかずレシピ　北斗ゴハン」で夕食用レシピを紹介している。

　メッセージは、司会を務めるフリーの夏目三久アナウンサー（３１）が番組内で代読。

　「あさチャン！視聴者の皆さんへ」で始まり、乳がんのため「残念ではありますが…１０月３０日金曜日の放送をもって、いったん北斗ゴハンをお休みしなければならなくなってしまいました」と報告。

　さらに「またいつか北斗ゴハンを再開できた時は、簡単でおいしい北斗レシピを皆さんにたくさんご紹介できるように頑張りたいと思っています」と約束した。

　夏目アナや番組スタッフなどにも謝罪の言葉をつづり「最後に…視聴者の皆さまには、今後ともあさチャン！を見続けていただきたくよろしくお願い申し上げます」と結んだ。

　乳がんと手術の公表をした北斗に向けて、プロレス関係者をはじめ著名人が続々とエールを送った。

　元女子プロレスラーの長与千種（５０）は２４日、自身のツイッターで「負けるなよ！　先輩より」と激励。全日本女子プロレス時代の先輩の長与は、北斗を「永遠のライバルにてリスペクトする北斗晶」とたたえ、「いま彼女を思えば胸が張り裂けそうな気持ちでいっぱいだ」とも。「彼女をなにがあっても助けたいし　負けさせたくない」とし、「北斗晶よ　負けることは許さないぞ」とも記した。

　また、全女で同期だった堀田祐美子（４８）は、２３日付の自身のブログで、「今でもうそじゃないかと信じられません」。北斗の人柄については「男よりも男らしい！！　人情深くて、涙もろくて、気遣いがすごくて、料理が上手…すごい女！？を越して、すごい人間！！」とし、「北斗晶はすごいパワーの持ち主です！！　あり得ないことを乗り越えて来ました！！　今回の病気も乗り越えて必ず帰ってきます！！　最強のデンジャラスクィーンは負けません！！」と呼び掛けた。

　元テレビ朝日アナウンサーでプロレス実況などで知られるフリーアナでタレントの辻よしなり（５４）は、佐々木と北斗の結婚披露宴では司会もした間柄。２４日付の自身のブログで「北斗が人生最大の勝負に出る日を迎えました！　心の底から応援します！」とつづり、「北斗晶の一ファンとして　祈ります！」とつづった。