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【社会】

三鷹の老人ホームで暴行 川崎転落死施設と同事業者

 川崎市の介護付き有料老人ホームで入所者三人が転落死した問題で、同じ事業者が運営する同種施設のうち、東京都三鷹市の施設で昨年、職員が入所者を暴行したことが、事業者の親会社への取材で分かった。

 親会社のメッセージ(岡山市)によると、三鷹市の施設で昨年八月、胃ろうの処置をしていた際に入所者が暴れ、職員が手を出したという。

 親会社は「やり返すという、あってはならないケースだ」と話している。三鷹市や入所者家族に報告し処分を予定していたが、調査に職員は暴行を否定し、自ら退職した。

 これまでに、川崎市の施設では職員による暴言や暴行が確認され、メッセージが大阪府豊中市で運営する施設でも虐待が判明。厚生労働省は九月中に同社を立ち入り検査し、管理体制を調べる。

 

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