ゴールドマン:銅の弱気相場は数年続く-中国の需要減や在庫急増で
2015/09/25 09:23 JST
(ブルームバーグ):ゴールドマン・サックス・グループは銅相場が米利上げ開始や中国での需要伸び悩み、在庫急増で低迷するとの見通しを示した。同社の年末予想通りなら今年の銅相場の下落率は世界的な金融危機以来最大となる見通し。
同社アナリストのマックス・レートン氏やジェフリー・カリー氏らはリポートで、銅相場が12月末までに1トン=4800ドルに下落し、来年末までに同4500ドルに値下がりする公算が大きいと予想した。ロンドン時間24日午後1時22分(日本時間同9時22分)現在は前日比0.8%安の5015ドル。ゴールドマンはまた、商品相場の見通し悪化を理由に資源会社グレンコアの株価目標も引き下げた。グレンコア株は一時、8.7%下落した。
レートン氏とカリー氏、ユービン・フー氏はリポートで、「銅相場が今後大きく下落するきっかけになり得る要因が多い」と指摘。銅相場に特に重要なのは中国の弱さで、2015年の商品需要のハードランディングを示していると付け加えた。
ゴールドマンの2015年末予想水準に値下がりすれば、今年は24%下落することになり、08年の54%以来最大の下げとなる。
原題:Goldman Says Copper Bear Market to Last Years as Gluts Build (2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:香港 Martin Ritchie mritchie14@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: Jason Rogers jrogers73@bloomberg.net Agnieszka de Sousa
更新日時: 2015/09/25 09:23 JSTニュース一覧
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