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中国 「デフレではないが注意深く見守る」9月26日 0時14分
中国政府は最近の中国経済の物価の動向について、現時点でデフレではないと強調しながらも、今後、デフレに陥ることがないか注意深く見守る姿勢を示しました。
中国では、消費者物価指数の上昇率がことし1月から先月までの平均で1%台半ばにとどまり、年間目標の3%程度を大きく下回っているほか、企業が製品を出荷する際の値動きを示す指数が、先月は5年11か月ぶりの下落幅となり、中国がデフレに陥っているのではないかという指摘も出ています。
こうしたなか、中国の国家統計局は25日、中国経済に関する説明会を開き、盛来運報道官は最近の物価の動向について、「消費者物価指数はマイナスになってはおらず中国はデフレでない」と述べ、現段階ではデフレに陥っていないと強調しました。
その一方で、盛報道官は、「一部の領域でデフレのリスクが高まるような現象が起きていることを注意深く見なければならない。工業の分野では在庫と過剰な生産能力の処理を進めているため、物価の下落幅が拡大していて警戒が必要だ」と述べました。さらに、「物価上昇率で1%がデフレに陥るかどうかの警戒線だとしている国もある。この点から見れば中国の物価は低い水準にあり、影響を注視している」とも述べ、中国経済が今後、デフレに陥ることがないか政府としても注意深く見守る姿勢を示しました。
こうしたなか、中国の国家統計局は25日、中国経済に関する説明会を開き、盛来運報道官は最近の物価の動向について、「消費者物価指数はマイナスになってはおらず中国はデフレでない」と述べ、現段階ではデフレに陥っていないと強調しました。
その一方で、盛報道官は、「一部の領域でデフレのリスクが高まるような現象が起きていることを注意深く見なければならない。工業の分野では在庫と過剰な生産能力の処理を進めているため、物価の下落幅が拡大していて警戒が必要だ」と述べました。さらに、「物価上昇率で1%がデフレに陥るかどうかの警戒線だとしている国もある。この点から見れば中国の物価は低い水準にあり、影響を注視している」とも述べ、中国経済が今後、デフレに陥ることがないか政府としても注意深く見守る姿勢を示しました。