トップページBusinessニュース訪日の中国人観光客 しばらく増加傾向続く
ニュース詳細

訪日の中国人観光客 しばらく増加傾向続く
9月25日 22時51分

中国で、来週から大型連休が始まるのを前に上海で、25日、中国人観光客の動向について紹介するセミナーが開かれ、専門家は、中国経済が減速するなかでも日本を訪れる人の数は今後しばらく増加傾向が続くという見方を示しました。
このセミナーは、中国の建国記念の日にあたる「国慶節」の7連休が来月1日から始まるのを前に民間のシンクタンク「野村総合研究所」などが開いたもので、上海の会場には、日本の関係者らおよそ80人が参加しました。
このなかで、シンクタンクの専門家は、日本を訪れる中国人観光客の動向について、中国では株価が下落し経済が減速するなかでも、個人の所得は増えていることなどから、訪日客の数は今後しばらく増加傾向が続くという見方を示しました。
そのうえで、独自の調査結果を紹介し、いわゆる日本での「爆買い」については、親戚や友人から頼まれたり、インターネットなどで転売したりする目的で、「化粧品」や「家電製品」などを購入する人が多いと説明しました。
また、調査では、9割の観光客が出発前に「買物リスト」を作成していたことが分かったとして、商品の広告などは中国国内で行うことがより効果的だとしています。
野村総合研究所の岡村篤グループマネージャーは、「株価の下落や経済の減速が観光客の動向に与える影響は現段階ではそれほど大きくないと考えていて、連休も多くの観光客が日本を訪れるとみられる」と話しています。

関連ニュース

k10010248171000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ