南の国ベトナムで、華やかな色のお花に包まれて街を見守る、マリア様。
ニャチャン滞在二日目、フォーを食べた私たちは、うつくしい聖堂に出会った。
(かなり)のんびりと続いているベトナム・ニャチャン旅行記も第6話。
ちなみに、第5話はこちら
フォーでお腹いっぱいになった私たちは、スーパーマーケットに向かって街をぶらぶら。
花香る南の街と大聖堂
ちょっと小高いところに、素敵な建物が。
ニャチャン大聖堂。
私は(実は)カトリックの信者でもあり、ひとりで長崎の教会めぐりに行ったときにはその美しさに感動したもの。
長崎も温かい地域でちょうど夏に訪れたこともあり、この「南の雰囲気×教会」という組み合わせの光景は、ヨーロッパのひんやりと美しい教会建築とはまた違ううつくしさを教えてくれる。
大聖堂の中にはいると、一瞬の涼しさと静けさ、そしてステンドガラスの圧倒的な美しさに包まれる。
花と緑と、美しい建物と白い像。
ここだけ、ニャチャンの街の喧噪からちょっとだけ離れた、不思議な空気が流れていた。
小高い大聖堂の上で、水を飲み、少しだけ休憩。
とにかく暑くてへとへと、ずっと休んでいたいなぁと思いながら、また、石の階段を下りて街へと出る。
ニャチャンのスーパーマーケット
何ゆえに、こんなにも汗をぽたぽた垂らしながら、日本だったらマル〇ツ以上イトー〇ーカドー未満くらいのいたって普通のスーパーを目指しているのか・・・冷静に考えることを禁じて、ひたすら炎天下を歩いた。
※念のため申し添えておくが、私は両スーパーともに大好きである。
「マキシマーク」到着。
浅草の花やしきを思わせる(?)カラフルな装飾が可愛い。
ロシアのスーパーマーケットもそうだったが、レジ横のカウンターで荷物を預けてから、お財布だけ持って店内を回るという方式である。
万引きを防ぐには一番の方法ではある。巨大ポケットのついた服を着た客が来なければ。(来ないだろう)
コストコが大人気なように、外国のスーパーは心躍る場所だ。
物珍しく可愛いパッケージがいっぱいで、歩いているだけで楽しい!
レトロポップな色合いがたまらないお菓子。
飲み物がカラフル。
私の好きなベリー系のジュースも充実していて、外国のスーパーはたまらない。
買物しながら顔がニヤける極上アイテム
さて、ニャチャンのスーパー「マキシマーク」で遭遇した、最高にチャーミングなアイテムをご紹介しよう。
それは、こちら。
日本のスーパーのより、はるかに可愛いカート。
イマイチ分からない・・・という方は、全景を。
180cmで体格のいい夫が、この小さな黄色いカゴを引いて店内を歩いている。
日本のスーパーでは味わえない可笑しさがこみあげて、ニヤニヤしてしまう。
街の名前「ニャチャン」、通貨の単位「ドン」(つい「丼」と打ってしまう)
それだけでも最高にチャーミングなのにこのカゴである。
見た目も醜く、そのうえに臭いという存在について
そんなこんなで、ぶらぶら店内を見ていると、あるエリアが異常に臭いことに気づき、大慌てで(?)夫を呼びに行った。
すると、あっさり一言。
「ドリアンでしょ?」
人生初ドリアン!!
私は衝撃を隠せなかった。
こんなに醜い(?)形をしていて、その上にこんなにも臭いなんて・・・
サンライズ・ホテルにも瀟洒なロビーにも「ドリアンの持ち込み禁止」と英語の張り紙があったほど。
あまりにも不憫で、もはや愛しさすら覚えてくる。(写真だけならば)
あれ・・・
この色、この不細工な風貌、どこかで見たことがある・・・!?
あ・・・
どこまでも前向きなみどり君であった。
ベトナム・ニャチャン旅行記、第7話に続く!