久しぶりに、ちゃんとした和食を作りました。
私の中では、「家庭での和食=魚料理=煮魚or焼き魚」ということになっております。
茶碗蒸しも野菜の煮物も大切な和食ですが、どうしても和食といえばお魚。
お魚を主菜にして、根菜類を定食のように取り合わせるのが、家庭での和食のイメージです。
決して茶懐石の八寸、強肴、箸洗いをイメージとはなりません(笑)
さて、今回は、赤鰈(あかかれい)を煮付けにしました。
そして野菜は、蓮根をメインに。
どちらも10月からが旬の食材とされていますが、産地によっては9月から出回っているようですね。
鰈は身が厚くて、卵もしっかりたっぷりはいっていて、美味しいお魚でした。
献立はこちら。
赤鰈(あかかれい)の煮付け
蓮根と実山椒のきんぴら
蓮根とそぼろの炒め煮
根菜と茸のお味噌汁(サツマイモ、じゃがいも、しめじ、油揚げ)
鰈をのせた角皿が大きいので、ちょっと不思議な配置になりました。
このお皿は、私が初めて買った「角」皿です。
随分前になりますが、お魚を盛り付けるのにどうしても四角いお皿が欲しくなって、探して探して買い求めたものです。
でもね、これを見てお判りのように、少し大きい。。。
普通に鮭の切り身を乗せると、もうお魚が貧弱に見えてしまって泣けます。
水墨画のように、周りに余白が広がってしまってイケマセン。
でもね、こんな風に大きな鰈を盛り付けると、本領を発揮してくれるんです。
、、、とお気に入りのお皿の良さを、無理矢理解説してみました。
さて、本日のレシピ紹介は、
鰈の煮付け
オーソドックスに、調味料と生姜で煮ています。
材料 2人分
- 鰈の切り身 2切れ
- 生姜 薄切り5枚くらい
- 針生姜 飾り用なので、適宜
- 調味料(日本酒:みりん:醤油=大さじ2:大さじ1:大さじ1)
- 水 カップ1/2程度(使用する鍋による)
作り方
- 鰈はよく洗い、表面に十字に切れ目をいれます。
- 鰈が2切れ重ならずに並べられるフライパンか鍋に、調味料と水と生姜を加えます。この時、鍋が大きすぎると鍋底全体に調味料が行き渡らないことがあるので、その場合は水を足してください)
- 2を中火にかけ軽く沸騰してきたら、鰈を鍋に入れます。
- 鍋を傾けたり、スプーンですくったりして煮汁を鰈の上面にもかけ回します。
- 落とし蓋をして、火を弱め、落とし蓋の周囲が軽く沸きたつ程度の火加減にします。
- 約10分煮て、卵に火が通ったら完成です。
- 盛り付けて針生姜を飾ります。残った煮汁が多いようなら更に煮詰めてから、魚に回しかけます。
途中、鍋を揺すり魚の上側にも煮汁が回るようにすると、早く火が通ります。
魚の身に火が通っても、卵にはなかなか火が通らないので、慌てずゆっくりと加熱してください。
ポイントは、グラグラと沸騰させず、沸騰がようやく続く程度の火加減で煮ること。
こうするとお魚の香りがのこって、口に入れた時にふんわりとおいし〜い香りがします。
今回は肉厚のピーマンを、お魚の煮汁でかるく煮てみました。
ちょっと甘めの味付けが美味しい付け合わせになっています。
そしてこちらの味付けは、いつものことながら薄味です。
お砂糖と醤油をしっかり使った味になれている方には、物足りないかもしれませんが、鰈本来の味が楽しめて美味しいですよ☆
こちらの献立、濃い目の味付けは「蓮根と実山椒のきんぴら」だけにして、あとは軽くて淡い味付けにしています。
こんな風に味のメリハリを付けると、全体としてお食事が美味しくなるのではないでしょうか。
では、また。
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