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偽マツケンチラシ出回る 高齢者詐欺防止PR逆手に詐欺もくろむ!?

未然奉行に扮する松平健
未然奉行に扮する松平健
Photo By スポニチ

 俳優の松平健(61)が奉行姿で「高齢者詐欺 急増中じゃ!」と防止を呼び掛ける政府広報のチラシにそっくりで本文や相談先の電話番号がすり替えられている偽のチラシが出回っているとの情報があり、消費者庁が注意喚起している。12年9月から振り込め詐欺などの未然防止啓発キャラクター「未然奉行」を務める松平も「自分ひとりで判断せず、まずは家族や知人に相談して」と呼び掛けた。

 本物のチラシは両面印刷で「高齢者詐欺の被害は過去最高を記録した」「被害は地方にも広がっている」と警告する本文と、相談先の消費者ホットラインの番号を載せている。

 一方、偽物は片面印刷で、本文を「電話による営業を行っている会社の内容を知りたい・調べたい、または困っている。すぐにご相談ください」と変更。実在する「国民生活センター」をかたり、異なる電話番号を記している。

 関西に住む70代の男性が8月、「郵送されて来た」と消費生活センターに相談。消費者庁が偽のチラシに載っていた番号に電話したが、つながらなかった。男性宅にはチラシが届く前、「外国通貨を自分たちの会社の代わりに購入してほしい」という電話がかかっていた。同庁の担当者は「偽の電話番号にかけて相談すると、“その会社は信用できる”と答えるパターンの劇場型詐欺が強く疑われる」と話した。

 消費者庁が今月24日までに把握している相談はこの1件で実害はなかったが、詐欺などに巻き込まれる恐れもあるとして、絶対に電話しないよう警告している。また、同庁は「国民生活センターが個別の会社の事業内容を答えることはない」と説明。怪しいと思ったら、正規の3桁の消費者ホットライン「188」に相談するよう促している。

[ 2015年9月25日 05:30 ]

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