6カ国協議の韓米代表が会談 5カ国の協力維持で一致

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表を務める黄浚局(ファン・ジュングク)外交部朝鮮半島平和交渉本部長は25日、米国首席代表のソン・キム北朝鮮担当特別代表とソウル市内で会談し、北朝鮮が人工衛星打ち上げと称した長距離弾道ミサイル発射や核実験を行う可能性について協議した。

 キム氏は23、24の両日にソウルで開催された第8回韓米統合国防協議体(KIDD)会議に出席するため来韓した。

 外交部当局者はこの日の会談について、「双方は北の戦略的挑発の可能性を含む、朝鮮半島情勢を共有し、北に対する挑発抑止外交を持続的に展開し、挑発時の安保理対応を含む多角的な対応策について協議した」と説明した。また「特に緊密な韓米協力を基に、中国、ロシアなど北を除く6カ国協議の当事国5カ国が協力を維持していくこととした」と話した。

 同当局者によると、米中首脳会談、米・ニューヨークで進行中の国連総会、29日の韓米日外相会談、来月16日の韓米首脳会談などを契機とした、北朝鮮核問題の進展に向けた議論の方向についても協議が行われたという。

 キム氏は韓国統一部の洪容杓(ホン・ヨンピョ)長官や外交部の趙太庸(チョ・テヨン)第1次官ともそれぞれ会談した。

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