イスラム教の「犠牲祭」始まる

9月26日 0時25分

イスラム教徒にとって重要な宗教行事である「犠牲祭」が各国で始まり、パキスタンでも住民たちが牛を神にささげ、食事をしながら祝いました。

「犠牲祭」は、断食明けの祭りと並ぶイスラム教の二大祭で、神に感謝して牛ややぎをささげます。
イスラム教徒が多数のパキスタンでは２５日犠牲祭が始まり、首都イスラマバードの郊外にある集落では、住民たちがモスクに集まり礼拝を行いました。続いて、集落の空き地で男性１５人ほどが、お金を出し合って買った牛をロープでしばって横倒しにしたあと、祈りのことばを口にしながら、刃物を当ててささげました。ささげられた牛の肉は、細かく切り分けられて近所の人たちに分け合い、さっそく女性たちがトマトやニンニクと一緒に炒めた料理を作り、みんなでおいしそうに味わっていました。
男性の１人は、「家族がそろって昔ながらのやり方で祝うことができて、とてもうれしい」と話していました。
パキスタンでは２７日まで連休になっていて、家族で食事をしたり語り合ったりしてゆっくりと休日を過ごします。