米海兵隊「全兵力の15%を太平洋に前進配備」

 米国は、北朝鮮の核の脅威などに備えるため、海兵隊全兵力の15%を太平洋地域に前進配備すると決めた。米太平洋海兵隊のジョン・トゥーラン司令官(海兵隊中将)は23日(現地時間)、軍事専門紙『マリン・コーズ・タイムス』のインタビューに応じて「北朝鮮の核の脅威が増大、南シナ海では島の領有権をめぐり中国と関連諸国との間で摩擦が拡大し、ロシア極東軍がひんぱんに日本の領空を侵犯するといったような、域内で緊張の高まる状況が相次いでいる。こうした点を考慮して、究極的には、全兵力の15%程度をハワイやグアムなどに前進配備する計画」と語った。

 トゥーラン司令官は、日本との協力拡大にも関心を持っているという。トゥーラン司令官は「日本の自衛隊が第31海兵遠征隊と共にオーストラリアで訓練を行ったことは、新たな里程標(マイルストーン)になるだろう。紛争発生の危険がある国に対する海兵隊員の海上輸送について、域内友邦の船舶を利用することも検討している」と語った。

ワシントン=ユン・ジョンホ特派員
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