2018年に開催される平昌冬季五輪の準備過程をチェックする国際オリンピック委員会(IOC)第5回調整委員会が24日、江原道平昌のアルペンシア・リゾートで幕を下ろした。
グニラ・リンドベリ調整委員長は同日の記者会見で、「大会準備は順調に進んでいる。韓国政府・江原道・開催都市関係者らが継続的な支援をしていることが確認できた」と満足そうだった。
IOCは今回の調整委員会で、テストイベント(プレ五輪)の開催成功を強調した。テストイベントとは、五輪開幕の1-2年前に選手たちが五輪で使用される競技場で実戦を行う、一種の「模擬試験」だ。
リンドベリ委員長は「冬季7種目の国際連盟代表者も参加し、各種目に関する専門性をいっそう高めた。こうした助言が来年初め平昌で開かれる国際スキー連盟(FIS)アルペンスキー・ワールドカップ(W杯)やフリースタイルスキー、スノーボードW杯、スライディングセンター事前承認イベントなどの準備に大きな助けとなるだろう」と述べた。
本会議に先立ち、旌善アルパインセンターとスライディングセンターを視察した調停委員たちは「競技場は日程通り準備が進められているが、テストイベント開催まで残り少なっているので、緊張を緩めてはならない」と強調した。趙亮鎬(チョ・ヤンホ)平昌組織委員長(韓進グループ会長)は「五輪開催を成功させるため、正しい方向に進んでいることを確認した時間だった。該当競技連盟の専門知識や大会運営の経験は大会準備に非常に重要な要素になるだろう」と述べた。第6回次調整委員会は来年3月に開かれる予定だ。