S&Tモーティブ(釜山市)は24日、日本の自動車部品メーカー、カルソニックカンセイ(埼玉県さいたま市)に対し、日産の準中型車向けの自動車空調システム制御装置を6年間供給する契約を結んだと発表した。契約規模は970億ウォン(約98億円)。
自動車の空調システム制御装置は、車内のエアコン、換気などの使用される空調システムの温度、風量などを制御するもので、電装部品群に属する。S&Tモーティブは今回参入障壁が高い日本市場への参入に成功した。
S&Tモーティブはパワートレイン、サスペンションなどの部品に続き、電装部品でも新規顧客を獲得した格好だ。
同社関係者は「カルソニックカンセイは日産グループ系列であると同時にルノー日産の一次下請け業者で新規受注基準が非常に厳しい。長期的な協力関係を維持し、世界市場の拡大を続けたい」と述べた。