牛丼を食べ続けると体はどう変化するのか――。牛丼大手の吉野家ホールディングス(HD)は、大学と協力してこんな研究を進めています。肉が一切入っていない11種類の野菜を使った「ベジ丼」を売り出すなど、健康志向色を強めてきた吉野家。目指すは「丼物=健康に悪い」というイメージの払拭です。
「3カ月、毎日1食」食べるとどうなる?
現在、「3カ月間、牛丼を毎日1食食べると体調はどう変化するか」などについて、複数の大学や研究機関と研究を計画中です。年内にも報告書にまとめる方針です。
11種類の野菜を使った「ベジ丼」
出典: 朝日新聞
吉野家HDがこうした研究を外部機関と行うのは初めてです。同社は他にも、同志社大学大学院(京都市)と「牛丼の食後血糖値レベルの変化」をテーマに研究をしています。
体に悪いイメージを払拭したい
こうした研究の狙いはどこにあるのか。同社の担当者は「牛丼を始め丼物は高血糖になるというイメージが、一般には強いと思います。こうしたイメージを少しでも取り払うことでき、また、お客様に安心してもらえたらと思います」と話しています。
果たして、牛丼のヘルシーさは立証されるのか。どんな結果になったとしても、同社は「年内には、発表する予定です」としています。
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