今日は私たちがサポートしている
クロサン村がとってもお世話になっているお二人の紹介をしたいと思います。
クロサン村は、シェムリアップ市内から片道約100キロほど離れた
遠い農村部にある村です。
ここの村へいく為に私たちは毎回原付バイクを使っていっています。
永遠と続くまっすぐな道。
初めて村へ行ったとき、あまりの遠さにおしりが痛くて痛くて
それに今の時期は雨期なので、お天気がとても不安定です。
雨期になると水浸しになってしまう村。
スコールの量は半端ではなく、時に村がこんな風になってしまう時もあります。
道なのか川なのか、わかりません。
これでも一応道なんです...
そんな環境の村。
行くだけでも大変なこの土地に
「自分たちにできる事なら喜んで」
とチカラをかしてくださる方々がいます。
その方は、私たちの活動の一環である衛生指導はもちろん
村の農業に関する知識等まで私たちにお教えくださる日本人のお医者さんの、
ドックこと、小林先生。
小林先生に村の様子を見て頂いたとき。
子ども達の様子を見て頂いたとき。
ドックがポツリと一言おっしゃりました。
「.......こりゃひどいなぁ」
けど、ドックは言葉だけではなく行動にしてくださり
今でも子ども達の様子を確認する為に往診にきてくれます。
ドックと一緒に来て頂く、もう一人のヒーローは
原さんこと、ぢゃがいもさん。
ぢゃがいもさんは、村の人達にすんなりとなじんでしまい
いつの間にか大人気ものになっているという不思議な特技ももった方。
ぢゃがいもさんのおかげで、子ども達がこわがっている往診の時間も
いつの間にか笑顔溢れる時間へと大変身しています。
ドックとぢゃがいもさん、そして私たちがたまたま発見した
ある男の子のおしりの傷。
小さなできものが、劣悪な環境と母親の育児放棄による不潔な状態で
私たちが気づいたときには、おしりの傷は大変なものになっていました。
小さなおしりにできた無数のできもの。
不衛生な状態でまっ裸で生活していた為に
できものは膿んで、ただれて、傷の具合を見る為に少しおしりを見るだけで
痛みで顔を歪めて大泣きしていました。
医療にかんして素人な私たちは、どうすればいいのかわからず
ドックに相談すると
「僕にできる事なら喜んで。」
そこからドックによる往診がはじまり
本当にひどい状態だったおしりの傷。
治療前のお写真を載せるにはあまりにもひどい状態なので
治りかけの頃と治った頃の写真を載せさせて頂きます。
今ではこんなに綺麗に治りました。
お忙しい時間をぬって、二人は村へ足を運んでくれます。
医者がないこの村でお医者さんの需要はかなり高い。
なので先生は、栄養失調の子ども達の治療や大人の体の相談に大忙し。
そんな横で、ぢゃがいもさんも
ドックの助手や、シースマがしている農業支援の農地開拓で
汗だくになりながら作業をしてくださっています。
そのカッコいい背中を私たちはヒーローだと思っています。
きっと、それは子ども達や村人にしてもそう。
2人は間違いなくクロサン村に降り立ったヒーロー。
これからも、きっとクロサン村には沢山のチカラが必要です。
その旅に、運命かのように引き寄せた出会いによって
新たなヒーローが降り立ってくれると私たちは信じています。
頂いた素晴らしいご縁に感謝します。
小林先生、ぢゃがいもさん、いつも本当にありがとう。
これからも子ども達にかっこいい背中を見せ続け、皆のヒーローでいてください。
そして、もう一つ。
実はぢゃがいもさんの本業はプロの指圧師。
シェムリアップ市内で指圧師をしています。
体の悪いところをピタっと当ててくれ、重点的に治療してくれます。
私たちシースマスタッフも、何度お世話になったことやら。
本当に素晴らしい指圧師さんなので、シェムリアップにお越しの際は
旅で疲れたからだをほぐしてください^^
https://www.facebook.com/shiatsu.dyagaimo
沢山のカッコいい背中をみせてもらっているスタッフと、カンボジアの皆。
私たちは本当に幸せものです。
感謝。
シースマ村にての一コマ。
「大将、もう営業してる?」by ぢゃがいもさん