第29回
入札文書締め切り迫る
ワールドカップ招致事務局は、依然5月13日が提出期限となってテンダードキュメント(入札文書)作成のため、連日深夜まで作業を続けている。提出期限直前に5月のゴールデンウイークが重なり、印刷所などがストップしてしまうため、実際の原稿締め切りはいよいよ今週末となってきた。
和文で完成した文書がどんどん英訳されていく一方で、まだ十分でない内容に対し、情報収集を続けている。それぞれ個別に入手したデータの全体としての整合性もチェックしなければならない。ニュージーランド協会や南アフリカ協会が英語をそのまま英語で回答するだけですむのに対し、日本協会の場合は、最後に英語で仕上げ、しかも通貨も英ポンドで予算書を作ることが義務付けられている。
現在は、1分1秒が時間との戦いである。
そのようなわけで、今回の「招致への道」は新しい話題をご提供できず、大変申し訳ありません。 |