14/08/20の記事
半隠居(ほぼニート)の身分なのに旅行に行かないのは勿体ない、と思ってる人いるかもしれません。
かつては私も旅行が好きだったのですが、満足してしまって今は旅行に行きたいと思わなくなりました。
近所で新しい道を開拓したり、河川敷で転がってるだけで自然との一体感を味わえます。
感性が貧困だか豊かなんだか分りませんね。
この間、セミが木と間違えて私の顔にとまったので、姫姉様は本当に自然と一体化してしまったようです。
何故興味がなくなったかと言えば、
【旅=自分探し】だったから。
当時自分の生き様がダサくて好きじゃなくて、
自己肯定能力が低かったので、
旅をして経験積むことで自信を付けていましたね。
一人旅をしてどこまでできるか試したりしました。
大阪から東京へ夜行バスに乗って、さらに東京から青森へ夜行バスで移動してフェリーで北海道の函館を目指したり、無茶しました。
交通費は片道10000円以下で北海道に行きました。
東京、青森、北海道を満喫できました。
すごくハラハラドキドキしましたよ!
青森の港に辿り付けなくて道を聞いて回ってたら、駅員さんが心配して車で様子見に来てくれて、そのまま乗せて貰いました。
函館行きのフェリー乗り場に行きたかったのですが、駅員さんが微妙に間違えて行き先が違うフェリー乗り場で下されてしまいました。
困っていたら、別の旅行者の方が函館行きの乗り場までまた車で運んで貰いました。
確か横浜の人でしたね。
歩いていくには若干遠かったので助かりました。
あの時の恩は忘れません。
ありがとうございます。
函館で一週間ほど友人の家で居候をして、漫画読んだり北海道大学に遊びに行ったり、ベッドの上で転がったり、街へ行って絵描きの兄ちゃんに話しかけたりして過ごしました。
帰りは友達が千歳空港まで車で送って行ってくれました。
牧場や山や色んな所を連れて行ってくれたのが嬉しかったですね。
有名な観光名所に一人で行くより、名前がない北海道の自然の中を友達とドライブした思い出の方が輝いてます。
観光名所をスタンプラリーのように数をこなす旅行にしなくて良かったと思います。
塩ラーメンとソフトクリーム位しか名産物食べてないけど良いんです。
色んな人が人情を掛けてくれたお蔭で、素晴らしい旅になりました。
流れる景色に夢中になりすぎて写真撮影することを忘れちゃいましたね。
写真は一枚もないけど全部覚えてます。
どれも愛しい思い出です。
そしてこの旅行を最後に
私は旅に関心を持たなくなりました。
満足したんです。もう大丈夫なんです。
旅行に行かなくても自分を試すことは可能だし、わざわざ物理的に遠くへ行く必要がないということを教わりました。
こうして自分探しの旅に幕を閉じました。
自分探しをする人は今の自分が嫌だから、新しい自分を探しに行くのでしょうね。
自分探しの旅
観光名所を巡る旅
現実逃避の旅
疲れを癒すための旅
お土産買うための旅
思い出作りの旅
歴史をなぞるための旅
色んな旅がありますね。
みなさんはどうして旅が好きですか?
●加筆●
生きてる間に一回だけでも外国に行ってみたいです。
自分が外国人になるってどんなもんかを体感してみたいです。
読者の方が海外旅行へ行った話を楽しそうにするから私も憧れます。