「解脱したシャツ」は現代美術家の鈴鹿芳康の作品のひとつです。「再生・共生・平安」をテーマに制作活動を行う鈴鹿は普段私たちが生活をする中でビジネス、フォーマル、ファッションという様々なシーンの中で1枚は特別な想いを込めるであろうシャツに着眼し、作品として昇華させることで再び私たちと日々を共にさせようと考えました。
鈴鹿はシャツを作品に昇華させる方法として純粋に「シャツのみを利用しよう」と考え、伝統の和紙制作の手法をヒントにシャツを水に溶かし和紙と同様の手すき手法にて再び形にする技術を確立させました。
「想い」のこもったシャツ、それは長年ビジネスマンとして働いてきた中での特別な１枚であったり、大切な人からの贈りものかもしれません。あなたもそんな特別な1枚を作品にしてみませんか？
作品はシャツを実際にお預かりさせて頂き制作されます。
お預かりさせて頂きましたシャツは襟とボタン部分を除き水に溶かす為、断裁されます。断裁されたシャツを水に溶かし手すきを行う枠に流し込みます。手すき後、断裁時に残しておいた襟とボタンを手すきされたシャツになじませ乾燥させます。乾燥後木枠を取り外し作品の完成となります。
作品サイズはMサイズとLサイズの2種類がございます。サイズと価格については下記をご参照ください。
| Mサイズ | Lサイズ | |
| 寸法 | 縦：670 × 横：540 × 高：65 （単位：mm） | 縦：770 × 横：650 × 高：65 （単位：mm） |
| 価格 | 30,000円（税込） | 50,000円（税込） |
作品の横断面図は下記のような構造になっております。
※金額は上記作品代金以外に送料が発生します。
制作された作品の下部には真鍮ネームプレートが設置されます。ネームプレート箇所には次の内容がプリントされます。
ネームプレートに刻印する内容はオンラインショップより商品ご購入後、送信されてくるメール内にネームプレート情報の入力フォームへのアドレスが記載されております。そのアドレスよりネームプレートに必要な情報をご入力お願いいたします。
郵送作業は「加工するシャツをお客様より加工場への郵送」と「完成した商品を加工場よりお客様への郵送」と2度の郵送作業が発生します。その際の送料はお客様負担となります点ご了承の程お願いいたします。「加工するシャツをお客様より加工場への郵送」して頂く場合の指定業者はございませんが「完成した商品を加工場よりお客様への郵送」させて頂く場合は佐川急便での運送となり運賃とは記載内容のものになります。
| Mサイズ | Lサイズ | |
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【南九州】熊本 / 宮崎 / 鹿児島 【北九州】福岡 / 佐賀 / 長崎 / 大分 |
1,250円 | 1,400円 |
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【四国】徳島 / 香川 / 愛媛 / 高知 【中国】鳥取 / 島根 / 岡山 / 広島 / 山口 |
1,150円 | 1,300円 |
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【関西】滋賀 / 京都 / 大阪 / 兵庫 / 奈良 / 和歌山 |
1,150円 | 1,250円 |
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【北陸】富山 / 石川 / 福井 【東海】岐阜 / 静岡 / 愛知 / 三重 【信越】新潟 / 長野 |
1,150円 | 1,250円 |
| 【関東】東京 / 茨城 / 栃木 / 山梨 / 群馬 / 埼玉 / 千葉 / 神奈川 | 1,250円 | 1,400円 |
| 【南東北】宮城 / 山形 / 福島 | 1,350円 | 1,650円 |
| 【北東北】青森 / 岩手 / 秋田 | 1,400円 | 1,700円 |
| 北海道 | 1,900円 | 2,250円 |
| 沖縄 | 4,000円 | 4,300円 |
このサイトではお客様のシャツを使用した作品をご購入頂けます。
作品をご購入して頂く際にはWEBショップ上にてご購入手続きを行って頂いた後、お客様のシャツをシャツの加工先に送信して頂く必要がございます。
WEBショップ上にてご購入手続きを行って頂きます。ご購入手続き後送信されてくるご購入確認メール内に記載されているアドレスより、ネームプレートの情報を入力して頂きます。（ネームプレートに関しましては Price の項目をご参照ください。）
ご購入手続き後送信されてくるご購入確認メール内には、申込書PDFのアドレスも記載されています。申込書を印刷して頂きご記入願います。
ご記入して頂いた申込書と合わせて作品に使用するシャツを加工先に郵送して頂きます。その際の送料はお客様負担となります。
3〜4週間程の制作期間の後、お客様のお手もとに作品が郵送されます。
作品に加工出来るシャツは記載させて頂いております、「加工可能なシャツ」項目の条件を満たしたものになります。以下の場合はお手数ですがご購入手続きの前にショップアドレス「manage@artandtec.biz」までお問合せください。
・お子様のシャツをご希望の場合。
・シャツ素材が一般的なものでは無く特殊な素材の場合。
| 加工可能なシャツ | |
| シャツ重量（L寸） | 140g以上。 |
| シャツ重量（M寸） | 100g以上。 |
| シャツ素材 | 制作過程上、綿やシルクの天然素材が適しております。（科学繊維やウール素材の場合、仕上りが天然素材のものと比較すると若干薄い仕上りになる場合がございます。） |
| ※その他ご不明点がございましたらお気軽にお問い合わせください。 | |
| 1947年 | 神奈川県に生まれる |
| 1966-1968年 | 多摩美術大学油絵科で学ぶ |
| 1973-1975年 | 京都市立芸術大学版画研究室講師 |
| 1975年 | フルブライト研究員奨学金を得て サンフランシスコ・アート・インスティテュート写真科留学 |
| 1984-1991年 | 京都芸術短期大学助教授 |
| 1991-2012年 | 京都造形芸術大学教授 |
| 2002-2007年 | 京都大学客員教授（学術情報メディアセンター） |
| 2004-2012年 | 東京工芸大学客員教授 |
| 2007-2010年 | ピンホール写真芸術学会会長 |
| 現在 |
京都造形芸術大学名誉教授 ピンホール写真芸術学会名誉会長 |
Yasu Suzuka の目指す表現は、目に見えるモノと目にみえないコトの全ての相関と統一性である。それは人間が自然のなかで、生かされると感じる「必然と偶然」の織りなす意味の探求である。
前世紀は、科学と技術の急激な進歩をもたらしたが、その一方で、欲望が異常に肥大し、人類はいまだかってない危機に直面した。国家・民族・宗教のはてしない対立と悲しむべき争いの連続であった。
もし我々の未来にとって、さらに芸術が求められるとするならば、まず人間が生きることはなにか、その根本に生命とはなにか、さらに地球上に生存する人類の共生について、根源的な問題に思いを向けなければならない。
その作業はまず、人間が古代から今日にいたるまで、万物の一つとして、全体と調和して生かされてきた事実を謙虚に認めることから始まるであろう。
Yasu Suzuka の制作は、東洋の思想と精神を創造の基盤に置きながら、その為の表現がいかにして結実するか模索しながら、具体的な造形を探し求める、とどまることのない追求の諸相である。
| 1968年 | 日本版画協会展新人賞 |
| 1969年 |
日本版画協会展協会賞 国際青年美術展・日本文化フォーラム賞 |
| 1974年 | 芦屋川国際ビエンナーレ展第2席 |
| 1975年 | フルブライト研究員奨学金 |
| 1978年 | 日本クラフトコンペ特別賞／京都デザイン協議会賞 |
| 1989年 | 京都芸術新人賞 |
| 1993年 | 京都現代写真作家展優秀賞 |
| 1994年 | 京都市美術展グランプリ（版画部門） |
| 1997年 | 今立現代美術紙展'97・日本紙アカデミー賞 |
| 1999年 | 全国和紙画展（アート部門金賞） |
| 2000年 | キャノンデジタルクリエーターズコンテスト・佳作賞 |
| 2002年 | 日本写真芸術学会芸術賞 |
| 2004年 |
日本写真芸術学会特別賞 アルル国際写真祭ディスカバリー賞 |
| 2013年 | 京都府文化賞功労賞 |
「解脱したシャツ」の制作現場となる工房。
アワガミファクトリーは、1300年の歴史を持つ阿波和紙のブランド総称である。
和紙の伝統文化を守り継承していくだけではなく“新しい素材の作り手”としてむしろ和紙を「伝統」という世界から解き放ち、さまざまな技法の開発・素材の研究活動を行っている。
また、ビジティング・アーティストプログラムを開催し、アートやデザインなどさまざまな造形に携わっているアーティスト、デザイナーが制作活動をできる場を提供している。