キムチを「優秀文化商品」に認証 韓国政府が制度強化へ
【ソウル聯合ニュース】キムチは韓国を代表する文化資産だが、中国産や日本産などが世界市場で混在し、韓国固有の文化遺産であることをアピールすることが難しいとの指摘がある。韓国の文化体育観光部は23日、「優秀文化商品」の認証制度を強化し、キムチなども文化商品として認証し、支援する方針を発表した。
これまで文化商品の認証は陶磁器や金属工芸などに限定し、工芸商品を指定して支援することにとどまっていた。文化体育観光部はその対象を有形・無形の文化商品全般に拡大し、キムチや紅参(高麗人参を蒸して乾燥させたもの)などの食品、公演なども含まれるようにする計画だ。選定の基準などは11月末まで専門家らの意見を聞いて確定する。
文化体育観光部の金鍾徳(キム・ジョンドク)長官は同日に行った記者会見で、「キムチや紅参など文化商品の範囲に入る商品は『メード・イン・コリア』というだけでは世界にアイデンティティーを発信することに限界がある」として、「文化商品が韓国固有の淵源を持っていることをアピールするための標識として活用する」と説明した。