書籍を送ることができる日本郵便の各種発送方法
ちょっと知人に本を送る必要が発生。クリックポストを使おうと思ったのですが、郵便局のWebサイトを見ると他にもいろいろ使えそうなサービスが。というわけで書籍の発送に便利な郵便局のサービスをまとめてみました。個人間での本の受け渡しや、オークションで発送する際の参考になれば幸いです。なお記載事項は2015年9月現在のものです。
クリックポスト
特徴
- 料金は全国一律164円
- サイズ:長辺34cm以下・短辺25cm以下
- 厚さ:3cm以下
- 重量:1kg以下
- 追跡サービス:あり
- ポスト投函:可
- Yahoo! Japan ID、およびYahoo!ウォレットの利用が必須
- プリンター環境もできればあった方が便利
所感
クロネコヤマトメール便亡き今、書籍発送に大活躍のサービス。私も良く使います。日常読んでいるサイズ・重量の本ならばこのクリックポストで発送可能、かつ最安値なのではないでしょうか。
ただしYahoo!のサービス利用が必須で、またプリンター環境が必要(※コンビニプリントでも可)、というのは他のサービスに無いハードルかも。決済にクレジットが使える、というのは便利なんですけどね。安価に追跡機能を利用できるサービスでもあります。
スマートレター
特徴
- 料金は全国一律180円
- 専用封筒を購入する必要あり
- サイズ:25cm✕17cm(A5ファイルサイズ)
- 厚さ:2cm以下
- 重量:1kg以下
- 追跡サービス:なし
- ポスト投函:可
所感
個人的に要注目のサービス。一部地域での運用だったものが、8月から全国展開されました。小型のレターパック(後述)という感じでしょうか。専用封筒を買うという手間はありますが、全国一律180円で大判コミックサイズぐらいのものを手軽に送れるのは便利。クリックポストより若干料金は高いですが、手間を考えるとスマートレターという選択肢もアリなのでは。専用封筒は郵便局の他、コンビニ・切手ショップでも購入可能。
ゆうメール
特徴
- 料金は全国一律180円~610円までで、重量により変動
150gまで:180円、250gまで:215円、500gまで:300円、1kgまで:350円、2kgまで:460円、3kgまで:610円 - サイズ・厚さ:縦✕横✕高さの合計が1.7mまで
- 重量:3kg以下
- 追跡サービス:なし
- ポスト投函:可
所感
冊子・メディア等に特化した定形外郵便といったイメージで、書籍を送るのにとても便利なサービス。クリックポスト導入前はお世話になりました。書籍の重量によっては他のサービスよりお得に使えるでしょう。発送の際には「ゆうメール」表記をし、また中身が確認できるようにしておく必要があります。
レターパックライト
特徴
- 料金は全国一律360円
- 専用封筒を購入する必要あり
- サイズ:34cm✕24.8cm(A4ファイルサイズ)
- 厚さ:3cm以下
- 重量:4kg以下
- 追跡サービス:あり
- ポスト投函:可
所感
専用封筒を購入する必要がありますが。反面、A4・4kg以内・厚さ3cm以内のものを、追跡サービス込みで全国一律360円で送れるのはなかなかパフォーマンスが良いのでは。宛名を書いて中身を入れて封をするだけ、というのは楽ちんです。
レターパックプラス
特徴
- 料金は全国一律510円
- 専用封筒を購入する必要あり
- サイズ:34cm✕24.8cm(A4ファイルサイズ)
- 厚さ:制限なし。ただし封筒に入るサイズまで
- 重量:4kg以下
- 追跡サービス:あり
- ポスト投函:可
所感
ネックはレターパックライトと同じく専用封筒を購入する必要があること。ですが、封筒に入れることができれば厚みが3cm以上、4kgまでのものを一律料金で送ることができるのは他には無い特徴。小型の辞書ぐらいならば送れそう?発送先に対面で手渡してくれる(受領印または署名が必要)ので、確実に荷物を届けたい場合は安心です。
その他
100g以内ならば定形外郵便の「100g以内:140円」が最安です。ですが、家にある小型の本を量ると軽く100gを超えたので、利用シーンは少ないと思います。
発送点数が多い、サイズが大きい、重量がある、などの場合は、宅配便扱いですが素直にゆうパックを使った方が良いでしょう。持ち込み割引を使うとお得です。
まとめ
以上、本・書籍の発送に利用できる郵便局のサービス、でした。環境さえあれば、クリックポストが一番便利でお得でしょう。クリックポストがめんどうくさい・利用が困難、ということであればオススメはスマートレター。小型の本ならばこれで事足りるのでは。
- 基本的にはクリックポスト
- Yahoo!ユーザーでなかったり、本が小型の場合はスマートレター
- 重量や厚みのあるものはゆうメール
- ものに応じてレターパックライト・レターパックプラス
といった感じで使い分けると捗りそうです。レターパックを使うのであれば、金券ショップを利用すると少しお安く購入できるでしょう(スマートレターの取り扱いは未確認)。状況によってサービスを上手に使い分けたいですね。