思いだすままに……(44)
ある日、突然、警察からの一報が入る。
病院へ駆けつけるのが精一杯で、何も分からない……。何も考えられなくなる……。
ただ、間違いであって欲しいと言う思いと、悪夢を見ているような時間だけが、冷静に冷酷に過ぎて行く。
事故相手は、その時間の中で、如何にすれば我が身を有利にできるかと言う方法を考える。
物言えぬ死者が相手なのだから、物語はいとも簡単に作成する事ができるのだ。
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その偽証で作成された物語の理不尽さを是正するのが警察の役目なのだが、現在の日本警察の事故解析能力は、あまりにも稚拙すぎる。
と言うよりも、現場警察官は、自身の仕事量の簡素化を考えたうえでの事務処理にしたいのだ。
事故当事者の言う通りに実況見分調書を作成すれば、それらを否定する物理的、工学的な反論を必要としなくなる分、手間がはぶける。
現場警察官の裁量に任せての実況見分調書には個人的な主観や偏見が入り込む。
それ等に癒着、利害、怠慢が重なれば、真実には程遠い実況見分調書が出来上がってしまう。
しかし、一旦作成された実況見分調書は、神の如く偉大な力を持ってしまうのだ。
その内容の変更や訂正は、不可能と言っても良い。
そこに警察組織の傲慢さや油断が生まれる……。
ずいぶん大勢の方に、このブログを読んでもらい、励ましの言葉をいただいている。
こんなにも大勢の方々が、辛く、悔しい思いを抱いているとは思わなかった。
司法、行政に襟を正させ、緊張感を持たせる事ができるのは国民の声です。
もし、ある日突然、貴方の愛する人が被害者になったとしたら……、
その時には、全てが遅いのです……。