思いだすままに……(45)
今朝も関越自動車道で悲惨な事故が起こった。
亡くなった人達は、楽しみにしていた東京ディズニーランドの夢でも見ていたのだろうか。
一瞬の、只、一瞬の不注意が、多くの犠牲者を出し、悲しみに泣き叫ぶ遺族を生み出す。
何故、こんなにも悲惨な交通事故が無くならないのだろう……。
バス運転手の居眠りだろうか……、それとも道路状態に問題があったのか……。
他車のからむ複雑な走行での急制動でもあったのか……。
どちらにしても、営業車としての社会的責任を考えれば、ドライブレコーダーが装備されていることを願う。
目撃者やバス運転者の証言が取れればいいが、真実を映像として確認できる事が最良ではないだろうか。
多くの事故目撃者は、自分が見たとおりのまま、実況見分調書が作成されていると思っている。
しかし、実際の事故とはかけ離れた調書が作られる時があるのだ。
いずれにしても、警察は真実の追究、確認をしたうえで、事故の起きた原因を個人情報を伏せたうえで公開すべきだろう。
日本の事故情報は、記録を残すだけで、事故防止や被害者救済には使用されない。
民事なのだからと言う事で、警察は当事者同士での話し合いを進め、保険会社は表面上、社会正義の代表のような顔をしながら、内実は、会社利益の為にのみ画策する。
結果、犠牲になった人たちの無念は置き去りになってしまう。
事故処理を記録だけで終わってはいけない。
何故、悲惨な事故が起きてしまったのか……。
せめて……、その結果を事故防止に役立てるべきだ。