海洋生物が40年余で半減
WWF、乱獲や気候変動
【ジュネーブ共同】世界自然保護基金(WWF、本部スイス)は24日までに、魚類などの海洋生物の個体数が1970~2012年の40年余りで49%減少したとの報告書を発表した。乱獲や気候変動の影響が背景にあると指摘、国際社会に対策を急ぐよう促した。
報告書は、海にすむ哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類の1234種、5829個体群を対象に調査。特に人が食用にしている魚類の減少が著しく、マグロを含むサバ科は70年から2010年の間に74%も減少したという。
気候変動の影響でサンゴ礁やマングローブ、海草も急激に減り、サンゴ礁は50年までに世界で全滅する恐れもあると警告した。(共同通信)
【 2015年09月24日 16時55分 】