和歌山県は24日、紀勢自動車道南紀白浜インターチェンジ(IC)から白浜空港、白浜温泉をつなぐ県道「フラワーライン」の一部区間が9月18日午後3時に開通すると発表した。観光振興や周辺道路の慢性的な渋滞の緩和を期待している。
フラワーラインは総延長4・4キロ。今回開通するのは白浜町中―才野ランプの1・8キロと南紀白浜空港付近の0・6キロ。すでに7月12日に同町十九渕―中地区の約1キロが部分開通しており、約8割が開通することになる。
現在、南紀白浜ICを降りた車はフラワーラインを通って中地区の「白浜インター西交差点」を右折し、栄地区や才野地区の県道白浜温泉線を通って白浜温泉街に向かっている。周辺は週末を中心に、県外からの車で混雑している。今回の開通で、中地区から才野地区の渋滞は大幅に解消するとみている。
道路は幅員8メートル(路肩1・5メートル含む)。事業は2010年度に着手。事業費は52億円。才野ランプから白浜空港方面への残り区間1キロは2016年度中に完成の予定。
紀勢自動車道は南紀白浜IC―すさみ南IC(すさみ町江住)が8月30日に開通する。