報告なし採決に抗議 地方公聴会公述人2人
- 政治・行政|神奈川新聞|
- 公開:2015/09/19 03:00 更新:2015/09/19 11:47
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地方公聴会を軽視する与党の対応を批判する広渡専修大教授(左)と水上弁護士=参院議員会館
新横浜で16日に行われた公聴会には、与野党それぞれが推薦した公述人4人が意見表明した。公聴会後、同法案の委員会採決をめぐる与野党攻防は激化。翌17日に野党が反対する中、与党が審議を打ち切って採決したため、混乱の中、公聴会の報告はされなかった。
水上氏は「法案への賛否を問わず、公述人の意見表明は、その後の審議、採決に適切に反映されることが前提。後世の検証にも耐えられない」と採決強行を指弾。広渡氏も委員会への報告なしでは、公聴会の議事録が正式に共有されない点を憂慮し、「公述人の貴重な意見が、法案の審議過程から歴史的に消えてしまいかねない。民主主義を無視した一連の与党対応を如実に示している」と憤った。
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