2015-09-23

敬老の日の、日記

「やっぱりおじいちゃん、病気進んでる気がしない?」帰り道の車の中で、姉は言った。

今日、来て良かったな。やっぱり早く結婚しようって思った」と姉は言った。

私は、何も言えなかった。

だって、おじいちゃんおばあちゃんが生きてるうちに、結婚して、花嫁姿くらい見せたいよ、できることなら。

でもお姉ちゃんとは違って、私には今付き合ってる彼氏すらいないから、きっとそれは叶わないだろうなって、自分でもなんとなく分かってる。

ねえ、私ね、お姉ちゃんと話してると、自分が凄く悪い子みたいに思えてくるんだ。

それがすごく辛い。苦しい。いつもいつも。お姉ちゃんと会って話すたびそう思うの。別に何の変哲もないお姉ちゃん一言で、心がえぐられるの。

お姉ちゃんは何も悪くない。私が勝手に傷ついてるだけ。勝手に罪悪感と嫉妬劣等感抱いて、苦しんでるだけ。全部自分のせい。

そう分かってるのに、さっきから涙が止まってくれない。

からもうお姉ちゃんとは会いたくない。話したくない。勝手だね、ごめんなさい。



泣き止んで、少し落ち着いた。

私は私なりに、孝行し続ければいいや、と思うことにした。

今までだって一年に一回ここを訪ねるか訪ねないかのお姉ちゃんよりは、頻繁にここを訪ねて、雑用や家事をするようにしてきたんだ。それを少しは誇っていい、と勝手に思うよ。

私は、花嫁姿を見せてあげられないかもしれないけれど、せめて後悔しないように、自分にできることを精一杯していく。

まだ未来は、わからないんだし。

だけど、やはり姉とはできるだけ会わない方がいいな、と改めて思った。

もう会っても大丈夫だな、と思えるまで。

私自身はどう変われば、苦しくなくなるんだろう。どうすればいいのか、考えなければならない。

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