【ラグビーW杯】3年前から中3日対策!日本、23日スコットランド戦
◆ラグビーW杯 イングランド大会 ▽1次リーグB組 日本―スコットランド戦(23日、英国・キングスホルムスタジアム)
【グロスター(英国)22日=勝田 成紀】19日の南アフリカ戦で歴史的勝利を挙げた日本は、中3日でスコットランドとの第2戦を迎える。22日は試合会場で最終調整した。
体のダメージが激しいテストマッチでは、1週間前後の間隔を空けるのが通例。スコットランドは今大会初戦で、日本には不利な日程だが、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、55)は不安説を一蹴。「(南ア戦が)まぐれじゃないことを証明する」と自信を見せた。
21日のメンバー発表会見に続き、22日の前日会見でも、海外メディアから中3日の日程を不安視する質問が相次いだ。それでも世界的名将・エディーHCは、どこ吹く風だった。「3年前から予行演習は十分にしてきた。慣れている。あざや打撲はあるが、大丈夫」
先月15日には東京・秩父宮で世界選抜と戦い、中3日で宮崎市でサニックスと強化試合を組んだ。「日本人は忍耐強い。それが強みだ」。試合2日前の移動日に猛練習を課し、会場に向かうバスをわざと遅らせるなど「選手が自分をコントロールできるように」仕掛けてきた。
13年には、6月15日に当時世界5位のウェールズから初勝利。同19日のカナダ戦にも同じ23人で臨んで勝ち、同23日には米国を下し、中3日で3連勝した。同年11月9日にはエディンバラでスコットランドと対戦し、中3日の同12日に今回の試合会場のキングスホルムスタジアムで地元クラブチームと対戦している。
W杯での過密日程は、弱小国の宿命だ。イングランドやアイルランドは最低でも中6日。日本と同じB組のサモアは最低5日。南アは米国との1次リーグ最終戦まで中3日だが、本来なら消化試合となるはずだった。
選手も心得ている。2試合連続出場のセンター田村は「南ア戦の夜も酒は全く飲まなかった。ベストパフォーマンスをしたいので」と明かした。南ア戦で目の周囲が傷だらけになった34歳のロック、トンプソンも「不細工だけど絶好調。大丈夫」。各自が入念なストレッチや治療器具などで疲労回復に努めたという。
エディーHCは「(一部)南ア戦がまぐれだったという話もあるが、改めてまぐれではなかったことを証明したい」と自信たっぷりに語った。勝負のカギは試合序盤だ。「いい試合をした次の試合は出だしで苦戦しがちだ。早めに得点しないといけない」と突破力のあるNO8のマフィを先発に抜てき。「セットプレーで真っ向から勝負できれば我々の展開にできる」と見て、南ア戦で途中出場だった両プロップをスタメンで起用した。
「秘策はあるのか?」との問いには「あると願いたいね」とニヤリ。「勝敗を決めるのは、サプライズなことではなくラグビーの基礎的なことをしっかり遂行することだ」。奇策に頼らずとも世界の強豪を打ち破るだけの地力が、今のエディー・ジャパンにはある。