JAバンクあいち ドームドッジ2015
2015年11月29日
ナゴヤドーム
一面大須演芸場、笑い声戻る 1年7カ月ぶり再開、超満員
昨年二月から閉鎖していた大須演芸場(名古屋市中区)が二十二日、約一年七カ月ぶりに再開した。第一弾のこけら落とし興行には、桂文枝さん、柳亭市馬さんなど東西の著名落語家ら十三人が出演。待ちかねた超満員のファン約二百人が口演を楽しんだ。 午後一時に出演者らが高座に並び、次々と口上を披露。最後に文枝さんが「末永く盛り上げてほしい」と述べ、客席とともに手締めで祝った。落語家らは巧みな話芸で聴衆を沸かせ、午後六時半からは地元芸人による寄席も開かれた。 市馬さんは「芸所名古屋の象徴的な存在になってほしい」とコメント。桂ざこばさんも「名古屋は東京と大阪の中間。名古屋らしい寄席ができるといい」と期待を込めた。人気が出る前に出演したことがあるビートたけしさんも「復活バンザイ」と祝電を寄せ、明石家さんまさんもビデオメッセージで「大須演芸場に育てられた」と述べた。 演芸場に通い続けてきた名古屋市中区大須、会社員森保憲さん(55)は「とにかくうれしい。地元の芸人を育てる場でもあってほしい」と感慨無量の様子。演芸場を拠点に活動してきた落語家、雷門獅篭さんも「いよいよ始まるんだ、という気持ち。地域に愛される演芸場にしていきたい」と気を引き締めていた。 演芸場は、前席亭の家賃滞納に伴う建物明け渡しの強制執行で閉鎖。建物所有会社が耐震補強や内外装の工事を終え、再開にこぎ着けた。新たに設立された一般社団法人大須演芸場が運営を担っている。 PR情報
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